(『天然生活』2023年8月号掲載)
台所もお風呂も洗面所もこれ1本で!「セスキ水」でナチュラル掃除
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
オーバーオール姿で家事をする、料理家の森かおるさん。
京都・大山崎の料理教室と雑貨店「レリッシュ」が一軒家にお引っ越し、季節の定食が人気の「レリッシュ食堂」も4年目を迎えました。
「毎日、2店舗を自転車で行き来しているから、オーバーオールは動きやすくてラクチンなんです」
家事にももちろんうってつけです。
息子は結婚して独立し、いまは夫と両親の4人暮らし。夕方5時に店を終えたら、自宅に戻り、夕食づくり。
夜10時に就寝し、朝5時から動き出す朝型のライフサイクルです。毎日の水まわり掃除に使うのは、「セスキ水」。台所もお風呂も洗面所も、ふだんのお手入れはこれ一本。
「食の仕事をしているので、おのずと環境にやさしいものを選ぶようになりますね。うっかり浴室に黒カビが出てしまうこともあるけれど、日頃の手入れで、なるべくケミカルなものは使わず済むように。
セスキ水は泡立たないので、初めはちょっと頼りなく感じるかもしれませんが、油汚れがよく落ちて、浴槽もシンクもツルッときれいになります。さっと流せるので、泡がないのがむしろ楽だなと思います」
台所まわりや浴槽は粉石けんを使って
シンクの洗い桶やごみ受けをすっきり洗いたいときは、「マルダイ粉せっけん びわ湖」で。
滋賀県内で回収した使用済みの食用油を原料にし、合成界面活性剤や香料は不使用。衣類用ですが、台所まわりや浴槽の掃除にも使えます。
「固形石けんと違って水にさっと溶けるので、掃除に使いやすいんです。琵琶湖がある滋賀県は、環境への思いが強い。ものづくりにも気持ちが表れていますね」
愛用する馬毛の歯ブラシは、新しいのと交換したら、水まわりの掃除に活用。丈夫でヘタリにくく、すき間掃除に重宝。
使い古したタオルはカットして、洗面所の引き出しにストック。汚れや水けをふき取るのに使い、最後まで使い切ります。
「掃除って、やり始めると楽しい」と森さん。気持ちよく使えるものを選んで、日々の習慣に。
〈撮影/わたなべよしこ 構成・文/宮下亜紀〉
森 かおる(もり・かおる)
料理家。京都・大山崎にて料理教室と雑貨店「レリッシュ」、季節のランチが楽しめる「レリッシュ食堂」を営む。馬毛歯ブラシや「パックスナチュロン」のスポンジなどは「レリッシュ」でも販売。
https://www.relish-style.com/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです