(別冊天然生活『暮らしのまんなか』vol.35掲載)
基本をきちんと押さえてつくってみて
「きゅうりの酢のもの」のつくり方
満遍なく塩味を入れておくこと。きゅうりの繊維を壊さないよう、水けをきちんとしぼること。ほんの少しの差が、「いつもおいしい」を支えます。
材料(つくりやすい分量)
● きゅうり | 2本 |
● 立て塩 | |
・水 | 150mL |
・塩 | 小さじ1 |
● 合わせ酢 | |
・だし汁 | 大さじ1 |
・米酢 | 大さじ2 |
・しょうゆ | 大さじ1/2 |
・砂糖 | 大さじ1 |
つくり方
1 きゅうりは薄切りにする。
2 ボウルに水と塩をよく混ぜ、立て塩をつくる。きゅうりを加え、10分ほどつける。
▶コツ きゅうりに直接、塩をふるよりも、立て塩につけ込むほうが、満遍なく塩の下味がつく
3 2のきゅうりをざるにあげたら軽く手でしぼり、水けをきる。さらにペーパータオルやさらしなどできゅうりを包み、まな板や作業台の上に置き、体重を乗せながら水けをしっかりとしぼる。
▶コツ しぼるときは力を入れてしぼりすぎると、きゅうりが破れてしまうので、ペーパータオルなどに包んで上から体重をかけて水分を出すのがコツ
4 大きめのボウルに合わせ酢の材料を合わせ、よく混ぜる。
5 4に3を加え、さっと混ぜ合わせて器に盛る。
〈撮影/有賀 傑 構成・文/一田憲子〉
本記事は別冊天然生活『暮らしのまんなか』vol.35からの抜粋です
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前沢リカ(まえざわ・りか)
江戸料理の老舗などで修業後、2003年東京・下北沢に和食店「七草」をオープン。旬の野菜にひと手間加えたシンプルで美しいひと皿が評判に。2017年、富ヶ谷に移転、リニューアルオープン。https://www.nana-kusa.net/
※ 記事中の情報は取材時のものです