(『天然生活』2022年7月号掲載)
つくりおきを使ってささっとつくる、夏のワンプレート献立
ビリヤニ風炊き込みごはんとパプリカのライタ
料理研究家の真藤舞衣子さんに夏野菜のつくりおきをアレンジした、ワンプレート献立「ビリヤニ風炊き込みごはん、パプリカのライタ」のつくり方を教えていただきました。
「セミドライトマトのオイル漬け」と「とうもろこしと枝豆のバターソテー」はカレースパイスを加えて、ビリヤニ風に。コクと彩りを添えてくれます。
「焼きパプリカのマリネ」はヨーグルトを加えれば、さわやかな風味の副菜に。
「いんげんのガーリック炒め」はそのままで満足な副菜に。冷蔵庫で4日ほど保存できるので、もう一品欲しいときにもおすすめのつくりおきです。
使用する夏野菜のつくりおき
セミドライトマトのオイル漬け、とうもろこしと枝豆のバターソテーを使って
ビリヤニ風炊き込みごはん
炒めて炊くだけの具だくさんドライカレー。セミドライトマトがよいコク出しに。
最後にとうもろこしと枝豆のソテーを混ぜて彩りよく。カレー粉は好みで調整を。
材料(2人分)
● 米 | 1と1/2合 |
● 鶏肉(ももまたはむね) | 1枚(250g) |
● 〈下味〉 | |
・塩麴 | 大さじ1(なければ塩小さじ1/2) |
・カレー粉 | 大さじ1と1/2 |
● 玉ねぎ(薄切り) | 4枚 |
● セミドライトマトのオイル漬け | 大さじ4 |
● にんにく(薄切り) | 1片分 |
● しょうが(せん切り) | 1片分 |
● ガラムマサラ(好みで) | 小さじ1 |
● 粗びき黒こしょう | 小さじ1 |
● ガラムマサラ(好みで) | 適量 |
● とうもろこしと枝豆のバターソテー | 大さじ6 |
● 紫玉ねぎ(薄切り) | 1/4個程度 |
● 香菜 | 適宜 |
● レモン(くし形に切る) | 2切れ |
つくり方
1 米は洗って30分ほど浸水させ、ざるに上げる。
2 鶏肉はひと口大に切ってボウルに入れ、塩麴とカレー粉を加えて15分ほどなじませる。
3 フライパンにオイル漬けの油、にんにく、しょうがを入れて火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを加えてきつね色になるまで中火で炒め、2の鶏肉を加えてさらに炒める。
4 セミドライトマト、好みでガラムマサラを入れて炒め合わせる。
5 炊飯器に米と水270mL(分量外)、4を入れて普通に炊く。鉄鍋などの場合には、沸騰するまで約6分ほど中火にかけ、火を弱めて11分炊き、そのまま10分蒸らす。
6 炊き上がったら、とうもろこしと枝豆のバターソテーを入れて粗びき黒こしょうをふり、混ぜ合わせる。器に盛って紫玉ねぎと香菜をあしらい、レモンをしぼる。
焼きパプリカを使って
パプリカのライタ
ヨーグルトであえるだけなのがうれしい。
とろっとしたパプリカの甘味が引き立ちます。
材料(2人分)
● 焼きパプリカのマリネ | 100g |
● プレーンヨーグルト | 大さじ1 |
つくり方
焼きパプリカのマリネにプレーンヨーグルトを加えてあえる。
〈料理・スタイリング/真藤舞衣子 撮影/山田耕司 取材・文/吉田佳代〉
真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
料理家、発酵研究家。東京都生まれ。祖母と母の影響を受け、幼いころから発酵食をはじめとするさまざまな料理に興味をもつ。近著に『発酵美人になりませう。』(宝島社)ほか多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです