• 料理研究家の真藤舞衣子さんに夏野菜のつくりおきをアレンジした、ワンプレートごはんを教えていただきました。「セミドライトマトのオイル漬け」は魚料理のソースに、ナンプラー風味の「いんげん炒め」はポテトサラダに、「夏野菜のマリネとバターソテー」は焼いたパンに乗せてタルティーヌに。つくりおきがあれば、色鮮やかでおしゃれなワンプレートごはんがさっとつくれます。
    (『天然生活』2022年7月号掲載)
     

    夏野菜のつくりおき①
    セミドライトマトのオイル漬け

    画像: 夏野菜のつくりおき① セミドライトマトのオイル漬け

    材料(つくりやすい分量)

    ● ミニトマト40~50個
    ● 塩小さじ1
    ● 油(※1)適量

    ※1 オリーブオイル:米油を1:1で使用。または好みの油でも。

    つくり方

     ミニトマトは半分に切り、キッチンペーパーの上に切り口を下にして15~30分おき、汁けをきる。

     天板にオーブンシートを敷き、切り口を上にしてを並べ、満遍なく塩をふる。

     130℃に予熱したオーブンで90~110分ほど焼く。オーブンによって端がこげる可能性があるので、途中で位置を入れ替えるとよい。

    保存期間:冷蔵庫で約1カ月

     

    夏野菜のつくりおき② 
    いんげんのガーリック炒め

    画像: 夏野菜のつくりおき② いんげんのガーリック炒め

    材料(つくりやすい分量)

    ● さやいんげん3パック(450g)
    ● にんにく2片
    ● 赤とうがらし(種を除く)1本
    ● ナンプラー大さじ3
    ● 米油(または好みの油)大さじ1

    つくり方

     さやいんげんは筋を除いて5cmほどの長さに、にんにくは薄切りにする。

     フライパンに米油、にんにく、赤とうがらしを入れて弱火にかけ、香りが立ったらさやいんげんを入れ、野菜の水分をとばすため、しわが寄るくらいまで中火でじっくりと炒める。ナンプラーで味をととのえる。

    保存期間:冷蔵庫で4日

     

    夏野菜のつくりおき③ 
    焼きパプリカのマリネ

    画像: 夏野菜のつくりおき③ 焼きパプリカのマリネ

    材料(つくりやすい分量)

    ● パプリカ(赤、黄)各3個
    ● オリーブオイル大さじ1
    ● A
    ・はちみつ大さじ3
    ・白ワインビネガー大さじ1
    ・オリーブオイル大さじ1
    ・塩小さじ1と1/2

    つくり方

     パプリカは破裂を防ぐために包丁の先で穴をあける。フライパンにオリーブオイルを広げてパプリカを並べ、強火にかけてふたをする。ときどき返して表面全体がこげるまで焼く。

     ボウルに張った水にをくぐらせながら、熱いうちに薄皮をむいてへたと種を除く。ペーパータオルなどで水けをしっかり取り、斜め1.5cm幅に切る。

     ボウルにを入れてよく混ぜ合わせ、を入れてなじませる。

    保存期間:冷蔵庫で2~3日

     

    夏野菜のつくりおき④ 
    とうもろこしと枝豆のバターソテー

    画像: 夏野菜のつくりおき④ とうもろこしと枝豆のバターソテー

    材料(つくりやすい分量)

    ● とうもろこし2本
    ● 枝豆(さやつき)360g
    ● バター30g
    ● 塩小さじ1/2~1

    つくり方

     とうもろこしは軸から実をはずす。枝豆はさやから実を出す。

     フライパンにバターを入れて中火にかけ、を水分を飛ばずようにじっくり炒め、塩で調味する。

    保存期間:冷蔵庫で約2~3日



    〈料理・スタイリング/真藤舞衣子 撮影/山田耕司 取材・文/吉田佳代〉

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    真藤舞衣子(しんどう・まいこ)

    料理家、発酵研究家。東京都生まれ。祖母と母の影響を受け、幼いころから発酵食をはじめとするさまざまな料理に興味をもつ。近著に『発酵美人になりませう。』(宝島社)ほか多数。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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