家族のためにつくる、愛さんのお菓子
兵庫県の北中部、緑豊かな里山に家族4人で暮らす、「iai」の居相大輝さんと妻の愛さん。
愛さんは、小さな子ども2人と、家で仕事をする大輝さんのために、手づくりの料理やおやつをつくっています。
家族のためにつくった、愛さんの、愛のこもったお菓子は、どれもとってもおいしいのです。
植物を心から愛する愛さん、今回は黒文字(くろもじ)をつかった、素敵なババロアを教えてくださいました。
レシピを教えていただきましたので、ぜひお試しください。
「黒文字のババロア」のつくり方
材料(直径15cmのドーナツ型 1台分)
● 牛乳 | 250mL |
● 卵黄 | 2個分 |
● 砂糖 | 50g |
● 粉ゼラチン | 5g |
● 生クリーム | 100mL |
● 黒文字の生葉 | おおよそ一握り(多くても少なくてもおおらかで大丈夫) |
つくり方
1 粉ゼラチンを、約25mLの水でふやかしておく。
2 牛乳を鍋で沸騰しない程度まで温めて火を止め、黒文字の生葉をすべて入れ、蓋をして香りを移す(約3分程度)。
3 別のボウルに卵黄と砂糖を入れ、よくすりまぜておく。
4 2から黒文字の葉を取り除き、3に少しずつ加え混ぜていく。
5 合わせた4を鍋に入れて、再び弱火にかけ、とろみがついたら火を止める(約3分)。ヘラで線がかけるくらいが目安。
6 5に1のゼラチンを加え溶かし、ボウルに移し、底を氷水に冷やしながら、トロリとするまでゆっくり混ぜる。
7 別のボウルで、5の卵液と同じくらいの固さに、生クリームを泡立て、5の卵液とよく混ぜ合わせる。底からすくい混ぜるイメージ。
8 水で濡らした型に、7を流し入れ、冷蔵庫で30~1時間ほど冷やしたら完成。
9 型からうまく出ないときは、手の平の温度や、ほんの数秒湯せんにあてて、底面をあたためるとよい。
※今回は子どもが食べるので控えましたが、ブラックペッパーや、生山椒の実などを、黒文字と一緒に少し加えると、甘さが締まっておすすめです。
<撮影/辻本しんこ>
※居相大輝さんと妻の愛さんによる「愛と感謝にあふれた暮らし」は、『天然生活』2024年9月号、P.24~29に掲載されています。