初孫が生まれました
「見て見て! うちの孫かわいいでしょー」って孫の写真を見せまくるおばあちゃんにはなりたくないと思っています。孫、まご、MAGOが生きがい、みたいなね。
でもちょこっと孫という存在ができた今のわたしの心境を残しておこうかな。
2024年6月19日(晴れ)、パパ立会いのもと元気な産声をあげて産まれてきた男の子。
パパとママからの最初のプレゼントはキラキラの尊い命。
2番目のプレゼントで『日琥』(nico)という素敵な名前をつけてもらいました。
まだお腹にいるときからニコという名前を考えているとはなんとなく聞いていました……が、夫(つまりおじいちゃん)と「ニコって名前…どう思う?」「う〜ん」と話したことは今だから言っちゃうね。
でも私たちには、息子(大和)が両家の初孫として産まれた時に二人で考えた名前が賛成されず意見されたちょっと苦い思い出があるのです。
だから絶対私たちは意見するのはやめようねと。不思議なもので、産まれた直後の写真が息子から送られて見たとき『わぁ、ニコって顔してるー』と思いました。
友人やみなさんからお祝いの言葉をたくさんいただいたけど正直おばあちゃんになったんだという実感が全然湧かなくてね(今も)、初めて孫を抱いた時もちっちゃくて儚くて『赤ちゃんてかわいいな』とは思ったけれど『きゃあ〜わたしの孫だ♡』みたいな気持ちの高揚もさほどなく。
私ちょっと冷たくない? と息子が3人いる母親で孫もいるママ友に今の気持ちを話すとあっさり「そんなもんよ」って。娘の孫とはどうやら違うらしい。もちろん人それぞれ。
でも、考え方次第ではきっとこれくらいの方がママ(お嫁さん)も気を使わず楽なんじゃないかしら? 東京と金沢という距離感もちょうどいいです。
とか言いながらも、そこはかわいい初孫です。
次にパリに行ったらきっと(いや、絶対)孫の服を見に行っちゃってどっさり買っちゃうだろうなぁ。
笑うようになったらたまんないだろうし、「ばあば♡」なんて呼ばれた時にゃあそりゃもうかわいくてかわいくて目の中に入れても痛くない存在になるのでしょうね。
これからひとつひとつ孫との思い出が増えていくのがとても楽しみです。
じいじ(夫)、長生きしなくっちゃね。
余談。
孫が産まれためでたい日に宝くじのナンバーズ3を買いに行きました。笑
番号は『619』結果はハ・ズ・レ。チャンチャン♪
読んでくださってありがとー!
**桜井かおり(さくらい・かおり)
**文筆家。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。現在は、文筆業や、買い付けなどを行う。『カフェロッタのことと、わたしのこと』『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』(ともに旭屋出版)に続く3冊目の著書『マダム・ロッタとパリ行かない?』(旭屋出版)が好評発売中。
インスタグラム:@kaorilotta
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