• 本の集められた小さな空間は、だれかにとっての大切な居場所になります。 in-kyo店主・長谷川ちえさんのお気に入りの図書館「石巻 まちの本棚」を取材しました。
    (『天然生活』2023年9月号掲載)

    in-kyo店主・長谷川ちえさんの好きな図書館
    「石巻 まちの本棚」

    「本を通じて何かをしたい人が集まる場所です」と話すのは、運営マネージャーの勝さん。

    画像: JR石巻駅から徒歩10分。かつて書店が入っていた空き家の物件を、有志の手でセルフリノベーションした。クリエイターの表現の場にもなっている

    JR石巻駅から徒歩10分。かつて書店が入っていた空き家の物件を、有志の手でセルフリノベーションした。クリエイターの表現の場にもなっている

    「地域の人たちはもちろん、県外からイベントをめがけて来てくれる人もいます。本にまつわるゲストを招く、本の教室を定期的に開催したり、毎年1回、一箱古本市を開いたり」

    画像: 店内ではさまざまな展示やイベントも。9月16日〜10月9日は『続・三春タイムズ』の原画展を開催

    店内ではさまざまな展示やイベントも。9月16日〜10月9日は『続・三春タイムズ』の原画展を開催

    本にまつわるイベントはオンラインでも配信しているほか、石巻ならではのZINEをオンラインショップでも販売中です。

    画像: 私の好きな図書館。宮城・石巻「石巻 まちの本棚」/in-kyo店主・長谷川ちえさん

    長谷川さんが好きな理由

    震災復興のため、石巻に本を贈る取り組みなどをきっかけに「石巻 まちの本棚」は生まれました。図書館のように本の貸し出しをするほか、古本や新刊の販売もしていて、本を通して人と人をつなぐ場になっています

    本棚店長・阿部史枝さんのおすすめの本

    画像: 佐藤友則・島田潤一郎著 夏葉社

    佐藤友則・島田潤一郎著 夏葉社

    『本屋で待つ』

    広島県庄原市にあるまちの本屋さん「ウィー東城店」。

    社長の佐藤さんとお店に関わる方々の歩みを取材した島田さんが、“佐藤さんになりきって”書いた本。

    「読み終わったとき、この本のタイトルが心にじわっときます」

    石巻 まちの本棚
    住所:宮城県石巻市中央2-3-16 たん書房ビル1F
    営業時間:11:00~18:00
    定休日:火~金曜 



    <イラスト/山元かえ 取材・文/石川理恵>

    長谷川ちえ(はせがわ・ちえ)
    2016年、東京から福島県三春町へ移転。近著に、三春での暮らし、季節ごとの風景や出来事を綴った『三春タイムズ』『続・三春タイムズ』(ともに長谷川ちえ文・shunshun絵/信陽堂)がある。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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