きのこのうま味がたっぷり!
酒粕入りマッシュルームペーストで大満足なバインミー
日々の食事に精進料理を取り入れてみませんか?
精進料理は健康によいだけでなく、「できるだけ無駄を出さない」調理法でフードロスの削減にも。
毎日家族のために料理をつくっているという、料理僧・青江覚峰さんが提案するのは、「いまどき」の精進ごはん。
和食をはじめ、ハンバーグやイタリアンなど幅広いバリエーションで、肉や魚が入っていなくても大満足な精進メニューです。
本記事では、青江さんの著書『毎日食べたい いまどき 精進ごはん』(オレンジページ)より、ベトナムのバインミーをイメージした「アジア風サンドイッチのつくり方」をご紹介します。
肉の代わりに、マッシュルーム、酒粕、オリーブをペースト状にしたパテを使った、ボリュームたっぷりのヘルシーなバインミーです。
アジア風サンドイッチのつくり方
ベトナムのバインミーをイメージしたバゲットサンド。
レバーペーストの代わりにマッシュルームでうま味を加えて。
材料(2人分)
● バゲット | 1/2本 |
● 大根 | 1.5cm(約50g) |
● にんじん | 1/3本(約50g) |
● マッシュルーム | 100g |
● エリンギ | 2本 |
● 酒粕 | 20g |
● ブラックオリーブ(種抜き) | 25g |
● パクチー | 適宜 |
● 酢、砂糖、オリーブオイル、塩 |
つくり方
1 大根、にんじんは皮をむいて細切りにする。器に酢大さじ1、砂糖小さじ1を混ぜ、大根とにんじんを漬ける。マッシュルームは薄切りにする。エリンギは縦に厚めに切る。パクチーはざく切りにする。
2 フライパンにオリーブオイル大さじ1を中火で熱し、マッシュルーム、塩少々を入れて炒める。
3 2と酒粕、オリーブを合わせ、フードプロセッサーなどでなめらかになるまで撹拌する。
4 フライパンにオリーブオイル小さじ2をたし、エリンギを入れて両面を焼く。
5 大根とにんじんの水けを絞る。バゲットは長さを2等分にして切り目を入れ、3を塗って4、大根、にんじん、パクチーをはさむ。
〈撮影/長尾明子(minokamo) スタイリング/さくらいしょうこ〉
※ 本記事は『毎日食べたい いまどき 精進ごはん』(オレンジページ)からの抜粋です。
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メディアで人気の料理僧・青江覚峰さんは、毎日家族のためにごはんづくりをしています。
その経験から、「精進料理ってボリュームなさそう」「難しそう」「地味」というイメージを変える、おいしくて、ボリュームあるメニューを紹介してくださいました。
紹介しているレシピはすべて肉や魚などを使わないので、ベジタリアンやハラルの人も安心してつくることができます。和風からイタリアンの要素が入ったものまで幅広いレシピで、見て楽しく、作っておいしいものばかり。
だしや素材の話からスタートしていますので、はじめての人でも無理なく精進料理の世界に入っていけます!
青江覚峰(あおえ・かくほう)
1977年東京都生まれ。浄土真宗東本願寺派湯島山緑泉寺住職。米国カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。ブラインドレストラン「暗闇ごはん」代表。超宗派の僧侶によるウェブサイト「彼岸寺」創設メンバー。ユニット「料理僧三人衆」の一人として講演会「ダライ・ラマ法王と若手宗教者100人の対話」などで料理を振る舞う。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ほとけごはん』(中公新書ラクレ)、『お寺のおいしい精進ごはん』(宝島社)など。 https://www.ryokusenji.net/kaku/