夏から初秋は、多くの野菜や果物が採れる時季。旬のおいしさを長く楽しむために、保存食をつくってみませんか? 料理研究家の中川たまさんに、「すだちのはちみつ漬け」とアレンジ料理「すだちの水寒天」のつくり方を教わりました。
(『天然生活』2023年9月号掲載)
(『天然生活』2023年9月号掲載)
すだちで保存食をつくりましょう
旬のおいしさを長く味わうために、保存食をつくってみませんか?
料理研究家の中川たまさんに、「すだちのはちみつ漬け」とアレンジ料理「すだちの水寒天」のつくり方を教わりました。
すだちがたくさん手に入ったら、ぜひはちみつ漬けに。
甘酸っぱい風味で冷たいドリンクやデザートによく合います。
すだちのはちみつ漬けのつくり方
すだちを輪切りにしたら、あとははちみつに漬けるだけ。
種から風味が出るので一緒に漬けて、食べるときに取りましょう。
材料(つくりやすい分量)
● すだち | 10個 |
● はちみつ | 約200g |
つくり方
1 すだちは薄い輪切りにする。
2 保存容器に1を入れはちみつをひたひたに加え混ぜ合わせる。冷蔵庫で半日おいたら食べごろ。
保存期間:はちみつにすだちがつかっている状態で、冷蔵庫で2週間保存可能
「すだちのはちみつ漬け」を使って
すだちの水寒天のつくり方
すだちのはちみつ漬けを存分に味わうには、水寒天と一緒に。
あえて寒天には甘味をつけないのがポイントです。
材料(つくりやすい分量)
● 粉寒天 | 3g |
● 水 | 2カップ |
● すだちのはちみつ漬け | 適量 |
つくり方
1 鍋に粉寒天と水を入れ、よく混ぜ合わせ中火にかける。沸いたら弱火にし、2分ほど煮る。
2 バットに流し入れて粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
3 2を好きな大きさに切って器に盛り、すだちのはちみつ漬けをシロップごとかけていただく。
〈料理・スタイリング/中川たま 撮影/宮濱祐美子〉
中川たま(なかがわ・たま)
料理研究家。神奈川県・逗子で、夫と娘と猫のしろこと暮らす。ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て2008年に独立。著書に『自家製の米粉ミックスでつくるお菓子』(家の光協会)など多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです