• イラストレーターのなとみみわさんは、49歳で離婚し、現在54歳のおひとりさまとして生活を送っています。義理母の介護を経て、老後の「お金」と「孤独」に対する不安に直面し、50代からの資金計画に挑戦中。本記事では、彼女の著書『老後のお金が不安です! おひとりさまマンガ家の50代からの資金計画』(扶桑社)から、国民年金にまつわる問題について紹介します。実は、年金を支払っていなかったというエピソードも……。

    50歳目前でおひとりさまになりました

    皆さまこんにちは。イラストレーターのなとみみわです。50歳目前で離婚をして、おひとりさまになりました。

    9年間同居していた姑を看取り、次の年、ひとり息子が独立して家を出ていき、嫁として母として一つひとつ役割を終えていくなかで、「残りの人生は自分のために生きていきたい!」そう思って離婚を決意しました。

    「とにかく今は自由を満喫して、今後やりたいことをゆっくり考えて、豊かな老後を目指すぞ!」と思っていたのですが、「お金」と「孤独」に対する不安に、勝手にパニックになっていました。

    まずは、不安の正体を知るところから始めないと。

    そんな感じで、50代から「老後のお金」に立ち向かい始めた私のドタバタの記録をお届けします。

    画像: 50歳目前でおひとりさまになりました

    実は私......年金払ってませんでした

    意外と知らない「年金」をおさらい

    公的年金の制度は2階建て。私的年金で3階部分をカバー

    老後資金の要となる「年金」ですが、実は仕組みを理解していないという人も多いのではないでしょうか?

    年金について不信感があるという声も耳にします。

    ですが、受給資格を満たせば、生涯にわたって一定額を受け取れるというのは大きなメリット。

    「老後にいくら必要か?」を考えるうえでも、年金が「いくらもらえるのか?」を正しく知る必要があります。

    まずは、年金の仕組みについて。

    よく、公的年金は「2階建て」といわれます。

    1階部分は、日本に住む20歳以上60歳未満の全員が加入する国民年金、2階部分は会社員や公務員などが加入する厚生年金です。

    さらに、個人が任意で加入する私的年金が3階部分になります。企業が掛け金を負担する「企業年金」や、iDeCoなどの個人年金などがあります。

    ※ 本記事は『老後のお金が不安です! おひとりさまマンガ家の50代からの資金計画』(扶桑社)からの抜粋です。

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    『老後のお金が不安です! おひとりさまマンガ家の50代からの資金計画』なとみみわ(著)

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    義母の介護を経て、50歳を目前にして離婚。ひとりになって気づいた「お金の不安」と「孤独」を迎え撃つ! 50代からの老後資金のつくり方

    「今からでも間に合う?」「よく聞くNISAやiDeCoって実際のところどうなの?」「私の年金いくらもらえる?」…不安だらけな老後のお金の疑問を、おひとり様マンガ家・なとみさんと、なとみさんの分身・ふあんちゃんと楽しく解消! お金の不安がなくなるほどに、人生を前向きに楽しめるようになってきた!? 等身大の暮らしを描くマンガ家・なとみさんによる、体当たりのコミックエッセイです。

    第1話 老後のお金が不安です
    第2話 隠れ浪費をあぶり出せ
    第3話 実は私…年金払ってませんでした!
    第4話 貯金だけじゃダメ? 老後資金の増やし方
    第5話 決まった! 私が本当にやりたかったこと
    第6話 こんなに安い! 地方移住のうれしい誤算
    第7話 さよなら東京! なとみ、故郷に帰ります
    第8話 老後の不安、なくなった?



    <マネー情報監修/畠中雅子>

    なとみみわ
    マンガ家、イラストレーター。雑誌・広告 Webでマンガや イラストを中心に幅広く制作。2024年の能登半島地震を受け、被災地での心温まるエピソードを北國新間「のとはやさしゃ」にて連載中。著書に『1ヵ月でいらないモノ8割捨てられた!私の断捨離」『死ぬまでにやりたい!10のコト』(ともに講談社刊)『私が死んだらどーなるの?おひとりさまの後始末」(小学館刊)など



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