(『天然生活』2021年1月号掲載)
柳沢小実さんの「貯蓄の工夫」4つ
30代半ばから具体的な貯金を始めたという柳沢さん。
ただためるのではなく、ご褒美や趣味を絡めながら無理なく、楽しんでやるのが柳沢さん流の貯蓄術。
貯金=我慢だけではないから、続けられます。
貯蓄の工夫1
百貨店の積み立てサービスを利用
年間:+20,000円
コースによって違うが、1年間計24万円積み立てると26万円に
日本百貨店協会が展開する「友の会」は、毎月一定額を積み立てると満期時にボーナスが加算されるサービス。柳沢さんは毎月2万円を1年間積み立て、ボーナス2万円分が加算。
「現金で受け取れないので、その百貨店で買い物をする前提ならお得。私は長年、欲しかったかばんを買う予定です」
貯蓄の工夫2
気づいたときに500円玉貯金をする
年間:+数万円
週1回500円でも年間24,000円に
「35歳のとき貯金しなくては! と思い立って初めてやったのがこれなんです」
昔ながらの方式だけど侮れないと柳沢さん。たまったお金でケーキを買ったり、旅行先でお小遣いとして使ったり、ご褒美的に使うことが多いそう。小さなビニール袋に20枚ずつまとめて入れ、缶に収納している。
貯蓄の工夫3
月に1回貯金簿をつける
35歳からあわてて貯金スタート。多少たまりました
「家計簿」ではなく「貯金簿」。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが考案したもので、一定期間ごとに貯蓄残高を記録することで、実際にどのくらいのお金の動きがあったのかを把握。
「月末に貯金簿をつけることで、大きなお金の流れがわかるようになりました」
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柳沢さんおすすめの「シンプル貯金簿」をダウンロードできます
※取材時の2021年のフォーマットですが、年号の部分を変えればいつでもお使いいただけます
貯蓄の工夫4
クレジットカードは2枚に絞る
マイルで1~2年に一度、特典航空券で旅行
むだにカードを所有しないように気をつけている柳沢さん。
そのため、主に使うクレジットカードは2枚だけ。マイルがたまるANAカードとJALカードに絞り、たまったマイルで数年に一度、海外旅行へ行っている。
〈撮影/中垣美沙 取材・文/結城 歩〉
柳沢小実(やなぎさわ・このみ)
エッセイスト。衣・食・住、旅に関する著書多数。ブレのないもの選びに定評がある。より心地よい暮らしを求めて整理収納アドバイザーの資格を取得、旅先での触れ合いをきっかけに大学で中国語を学ぶなど、軽やかに新たなチャレンジを続ける姿にファンが多い。お金がテーマの『私らしい暮らしとお金の整え方』(主婦の友社)などの著書もある。
インスタグラム:@tokyo_taipei
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです