• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、簡単でおいしい「からし菜サラダ」のお話。

    ピリッと辛い、大人のサラダ

    レタスや水菜の葉物サラダに飽きて、ピリッと辛い葉物が無性に食べたくなる時があります。

    このからし菜を使ったサラダはシンプルだけど、辛味が引き立つ大好きなサラダです。

    味付けのポイントは粉チーズ。辛さを残しつつ、少しだけマイルドに食べやすくしてくれます。

    さっぱりした食後感は、お肉料理の付け合わせとしてもおすすめです。

    からし菜のほかにはルッコラなど、少しクセのある葉物でも良く合います。

    ポイントは手で混ぜること

    つくり方の注意点は、調味料を乳化させながら野菜と和えること。

    少し手間ですが、大きめのボウルに材料を入れたら両手でやさしく全体を混ぜます。

    箸やトングではなく、手を使って空気と野菜と調味料を大きく混ぜ合わせる感覚です。

    最終的にはドレッシングが野菜にいきわたり、ボウルの下にたまらないのが正解です。

    ふんわりと器に盛り付けてブラックペッパーを振りかけてください。

    からし菜サラダのつくり方

    画像: からし菜サラダのつくり方

    材料(1人分)

    画像: 材料(1人分)
    ●からし菜3株
    ●オリーブオイル小さじ2
    ●レモン汁小さじ2
    ●粉チーズ大さじ1
    ●塩適量
    ●ブラックペッパー適量

    つくり方

     からし菜を3㎝くらいに切ってボウルに入れ、オリーブオイル、レモン汁、粉チーズを加えて全体を手でさっくりと和える。

     塩で味をととのえて器に盛り、ブラックペッパーをかける。

    *辛味や酸味が強い場合は少量のはちみつを加えてください。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在休止中。秋にリニューアル再開予定)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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