• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。最近土日は1人で子供たちをみることが多い白鳥さん、娘の希望で「上野動物園」に出かけます。

    母ひとり、子供2人を連れてお出かけ。“地獄絵図”が目に浮かびます

    秋バラがキレイに咲いています。もう場所によってはだいぶ寒くなっているころですかね? こちらはようやく長袖を着るようになったくらいのご陽気です。

    それは私だけか。みんな上着を羽織りだして、そこそこ寒くなってきました。

    画像1: 母ひとり、子供2人を連れてお出かけ。“地獄絵図”が目に浮かびます

    ここ最近、土日は1人で子供たちをみていることが多く、毎回どこで遊ばせようか? というのが悩みのタネです。 

    行くとこねぇ、車もねぇ、免許はそもそも持ってもねぇ、オラこんな村イヤだぁ〜♪ と、ないない尽くしの「俺ら東京さ行ぐだ」吉幾三さん状態です。

    東京はなんでもあるから、「東京さ行ぐだ!」って歌ってるんじゃないか。何を悩んでるんだ! と、私も思います。行くところはいっぱいあるのです。

    でも3歳と1歳の子供を連れて1人で出かけるのは重労働。しかも車なしです。

    ベビーカーに乗らないと騒ぐ娘、電車移動怖い。抱っこ紐の1歳の息子は、体重も増えて腰がやられます。そして出先でごはんはどうするのよ?

    息子は離乳食。娘は食べたいって言ったから頼んだのに食べないって言いだしたり、ジュースこぼしたり、あれま。地獄絵図がもう見える。

    でも家でじっとしているのは、私も息が詰まってどんどんしんどくなってきます。そこで娘に聞いてみました。

    「今日どこか行きたいところある?」

    「動物園行きたいのよぉ〜!」

    まさかの、はっきりくっきり意思を示してきて驚きました。もうそんなことを伝えられるほど大きくなったのかぁ。

    その日は天気もよく、私も活力がみなぎっていました。行けるかもしれない。上野動物園なら行ったことあるので勝手が分かります。息子の離乳食とオムツさえあれば、あとはなんとかなる気がしてきました。

    何より娘は成長しているんだ、信頼してもいいんじゃないだろうか?

    勢いのままに上野動物園に3人で向かいました。これが私も含めてとっても楽しかったのです。

    画像2: 母ひとり、子供2人を連れてお出かけ。“地獄絵図”が目に浮かびます

    以前行った時は娘もヨチヨチ歩きで、正直リアクションもいまいちでした。

    ところが今回は、「ゾウさーん! 草おいしいですかー!?」とか、「キリンさーん! 頭かゆいですかー!?」なんて話しかけるほど、テンションが上がりっぱなしでした。

    心配していたお昼ごはんも、娘の分は園内で購入できて、息子は持ってきた離乳食弁当を食べて、青空の下で楽しいものとなりました。

    画像3: 母ひとり、子供2人を連れてお出かけ。“地獄絵図”が目に浮かびます

    できた。私1人でも遊びに行けた。と、自己肯定感がグッと上がりました。

    それもこれも道中いろんな方が「大丈夫ですか? お手伝いしましょうか?」と声をかけて下さったおかげです。ただしゃがんで荷物を取ろうとしていただけなのに気にかけて下さって。

    お心遣いに胸が熱くなりました。嫌なこともたくさんある世の中だけれど、世界は優しい人がほとんどなんだろうなぁ。と、思います。

    ネットの悪口にばかり心を引きずられないように、してもらったことを見習って、私もおおらかな心を持って成長していきたい。そんなことを思った1日でした。



    画像4: 母ひとり、子供2人を連れてお出かけ。“地獄絵図”が目に浮かびます

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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