• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、冷蔵庫掃除にもなる「クリーミーカレーうどん」のお話。

    ひとつの鍋でできて野菜もとれるカレーうどん

    突然ですが私は冷凍うどんが大好きです。

    しっかりとコシを感じる麺は、とても冷凍とは思えない満足感があります。

    また、凍ったまま汁の中に入れて煮込めばあっという間に本格的な煮込みうどんが完成する手軽さから、我が家の冷凍庫に常備しているお助け食材です。

    暑い時に汗をかきながら食べるカレーうどんもおいしいのですが、寒くなると少しこってりしたカレーうどんが恋しくなります。

    冬のカレーうどんはクリーミーに

    そこで、汁に牛乳を使ってコクをだし、最後に片栗粉でとろみをつけてお腹の中から温まる冬にうれしいうどんをつくります。

    味つけは麺つゆ、カレー粉、牛乳をその日の気分で様子を見ながら調整します。

    具材は野菜や鶏肉など、余っているものを使いきってしまいます。

    丼ひとつで栄養バランスも整えたいという欲があるのでついつい具だくさんになってしまいますが、それも家庭料理の良さだと思います。

    今回は、鶏肉、油揚げ、白菜、ニラを使いました。

    そして最後に、これだけ冷凍うどんをおすすめしておきながら……という感じですが、翌日残ったスープにマロニーを入れたらこれが絶品でした。

    画像1: 冬のカレーうどんはクリーミーに

    鍋のシーズン到来ですから、買い置きがあるご家庭も多いと思います。

    さっぱりヘルシーにいただきたい方は、どうぞ最初からマロニーを使ってみてください。

    画像2: 冬のカレーうどんはクリーミーに

    クリーミーカレーうどんのつくり方

    画像: クリーミーカレーうどんのつくり方

    材料とつくり方

    画像1: 材料とつくり方

     鍋に野菜や鶏肉など、好みの食材を入れ、ひたひたになる位まで水を入れて中火で煮込む。

     食材に火が通ったら牛乳を加える(最初に入れた水の1/2の分量が目安)。沸騰しないように加熱して、麵つゆ(*)で味をつける。

    画像2: 材料とつくり方

    *麺つゆは濃縮倍率によって使用量が異なります。「かけ汁」の配合を参考にしてください。

     うつわにから大さじ2の汁を取り分けてカレー粉(小さじ2程度)を溶いてからに加える。

     に冷凍うどんを加えて加熱し、麺に火が通ったら水溶き片栗粉でとろみをつける。

    画像3: 材料とつくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在休止中。秋にリニューアル再開予定)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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    https://ameblo.jp/caferietta/

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