• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、即席みたらしあんを使った「餅パイ」のお話。

    冷凍のパイ生地とお餅でつくる簡単お菓子

    ちょっと甘いものが食べたいときや、おもてなしのときに簡単にできるお菓子があります。

    市販の冷凍パイ生地でお餅とみたらしあんを包んでトースターで焼く「餅パイ」です。

    洋風なのか和風なのか表現は悩みますが、とにかく食べたことがない種類のスイーツです。

    みたらしあんがメイプルシロップにも似た風味を感じさせ、バター香るパイ生地とやわらかいお餅と合わさって未知のおいしさをつくり出します。

    なぜ今までこの組み合わせを気づかなかったのか悔やまれます

    「みたらしあん」を一からつくるのはちょっと面倒に感じますが、材料を全部鍋に入れたら、集中して中弱火で2、3分かき混ぜれば完成します。

    画像: 冷凍のパイ生地とお餅でつくる簡単お菓子

    みたらしあんは料理にも活躍

    あんは冷蔵で3日、冷凍で1カ月保存がききますが、頻繁にお餅を食べないこともありますよね。

    そんなときは料理の味つけとして使いきってしまうのもおすすめです。

    鶏の手羽中を軽く焼いてみたらしあんをからめたものは、おつまみにもおかずにもおすすめです。私はたっぷりとこしょうを振りかけていただくのが好きです。

    また、少し水分を足してもらえれば親子丼の調味料にもなります。

    スイーツにお料理に、ぜひお役立てください。

    餅パイのつくり方

    画像: 餅パイのつくり方

    材料(6個分)

    画像: 材料(6個分)
    ●冷凍パイ生地1枚
    ●切り餅1個
    ●みたらしあん(*)小さじ1

    *みたらしあんの材料とつくり方(つくりやすい分量)

    砂糖(大さじ3)、しょうゆ(大さじ1と1/2)、みりん(大さじ1)、片栗粉(小さじ2)、水(80mL)を鍋に入れて中弱火にかけ、木べらでかき混ぜながらとろみがつくまで加熱する。

    画像: 簡単みたらしあんで「餅パイ」|本多理恵子「50代からは“手抜き”と“息抜き”」

    つくり方

     冷凍パイ生地は常温に15分くらい置いてやわらかくし、麺棒で1.5倍の大きさになるくらいに伸ばす。 

    ※パイ生地は余ったらひとまとめにして薄く伸ばし、再度冷凍保存可能。

     の生地を5×8cmくらいの長方形6枚に切り、中央に切り餅(1個を6等分の細切りにする)を置いて、みたらしあんをのせ、包むようにはさんだら、端を指やフォークで押してくっつける。

    画像: 生地を6等分の長方形に切る

    生地を6等分の長方形に切る

    画像: 細切りにした餅をのせ、みたらしあんをかける

    細切りにした餅をのせ、みたらしあんをかける

    画像: フォークなどで端をしっかりと押さえる

    フォークなどで端をしっかりと押さえる

     をトースター(230℃)で7分焼く。(トースターは1300wのものを使用)

    画像: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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    https://ameblo.jp/caferietta/

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