• 映画を観るとき、つい目が行く料理とお菓子。印象的な使われ方をしていると、物語にもぐっと深みが生まれます。料理家の坂田阿希子さんに、気になった映画のなかのお菓子と再現レシピを伺いました。今回は、『クレイマー、クレイマー』のフレンチトーストのつくり方を。
    (『天然生活』2020年3月号掲載)

    『クレイマー、クレイマー』のフレンチトースト

    画像: 『クレイマー、クレイマー』のフレンチトースト

    食パンでつくる素朴なフレンチトーストは、アメリカの朝食の象徴。

    キッチンに立つ父親を、息子が手伝う場面がほほえましい。

    画像: 映画のなかの気になる料理『クレイマー、クレイマー』の“フレンチトースト”の再現レシピ/料理家・坂田阿希子さん

    『クレイマー、クレイマー』

    仕事ばかりで家庭を顧なかった父親が、妻の家出をきっかけに5歳の息子との共同生活を開始。

    家事や育児に悪戦苦闘するうちに、家族の大切さに気づいていく。

    アカデミー賞主要5部門を受賞した名作。

    1979年/アメリカ/監督:ロバート・ベントン/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

    材料(2人分)

    ● 食パン(6枚切り)2枚
    ● 卵2個
    ● 砂糖40g
    ● 塩ひとつまみ
    ● 牛乳200mL
    ● バター10g
    ● メープルシロップ適量

    つくり方

     ボウルに卵を割りほぐし、砂糖、塩を加えてよく混ぜる。牛乳を加え、さらに混ぜる。

     食パンは半分に切ってバットに並べ、を注ぎ、しみこむまでしばらくおく。

     フライパンにバターを熱し、を入れ、両面こんがりと色づくまで焼く。器に盛り、メープルシロップをかける。



    <料理/坂田阿希子 撮影/砂原 文 スタイリング/荻野玲子 取材・文/田中のり子>

    坂田阿希子(さかた・あきこ)
    料理家。料理家アシスタント、フランス菓子店・料理店で経験を重ね、独立。2019年秋代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。著書に『ピラフとドリア』(立東舎)、『トマト・ブック』(東京書籍)など。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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