• 朝食はあれこれがんばるよりも、気楽さが大切。そこに小さな「満足」があれば合格です。忙しい日々を送る料理家の広沢京子さんに、シンプルな朝ごはんの楽しみ方を伺いました。今回は、アメリカ旅行の思い出メニュー「アボカドブレッド」のつくり方を教わります。
    (『天然生活』2022年5月号掲載)

    信頼できる「つくり手」の食材で

    広沢さんにとってそれは、地元・糸島近辺や福岡市から届く、信頼できる「つくり手」による食材

    アボカドブレッドのサワーブレッドは「奥添(おくぞえ)製パン」のもの。糸島の人気パン店です。

    それに四季折々の糸島産の野菜や果物が、サラダやジュースなどで加わります。

    ひと口食べるだけで体に染みるような滋味が感じられ、おなかの底から深い満足感が生まれる。

    素材ひとつひとつが力強いので、逆に凝った調理は必要ないのかもしれません。

    アメリカ旅行で食べた思い出のパンメニュー
    「アボカドブレッド」のつくり方

    画像: アメリカ旅行で食べた思い出のパンメニュー 「アボカドブレッド」のつくり方

    MENU:アボカドブレッド、菜の花のマリネ、にんじんとみかんのゴールドプレスジュース

    サンフランシスコで食べたオープンサンドの味が忘れられず、いろいろ試作したものの再現に難航。

    しかし糸島の「奥添製パン」のサワーブレッドと出合い、長年の思いが結実したそう。

    仕上げの塩とオイルがポイント。

    材料とつくり方(1人分)

    サワーブレッド(2cm厚さ)1枚は軽くトーストする。

     アボカド1/2~1個は皮をむき、種を取り、フォークでつぶす。レモン汁小さじ1を加え変色を防ぐ。

     トーストしたパンにエクストラバージンオリーブオイル小さじ2を塗り、のアボカドを全体に塗り、刻んだイタリアンパセリ適量を散らし、こしょう、粗塩(各少々)をふる。好みでさらにレモンをしぼっても。

    支度がはかどるあれこれ

    「ヒューロム」のスロージューサー

    画像: 金属の刃を使わずゆっくりしぼるため、果物や野菜へのストレスを最小限に抑え、栄養成分を逃さない優れもの

    金属の刃を使わずゆっくりしぼるため、果物や野菜へのストレスを最小限に抑え、栄養成分を逃さない優れもの



    <撮影/大段まちこ 取材・文/田中のり子 構成/鈴木理恵(TAND)>

    画像: 「ヒューロム」のスロージューサー

    広沢京子(ひろさわ・きょうこ)
    料理家。飲食店勤務、フードスタイリストのアシスタントを経て独立。「COOKLUCK」を立ち上げ、雑誌・書籍・広告を中心に幅広く活躍。2009年より拠点を福岡に移し、現在は糸島市在住。2020年にはアトリエ「kichi」を構え、料理教室やイベントを開催する。https://cookluck.com/、インスタグラム@cookluck

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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