(『天然生活』2022年9月号掲載)
「体の陰陽バランス」を整える
自然の手当て法で基本になっている考え方は、「体の陰陽バランス」を整えることです。
「世の中はすべて“陰”と“陽”のエネルギーバランスで成り立っています」
<締まる・縮める・温める・下降する・求心力>が陽のエネルギー。
反対に、<広がる・膨らむ・冷やす・上昇する・遠心力>が陰のエネルギーです。
「この陰陽バランスがとれた状態が“中庸”です。体調不良は、体の陰陽バランスが偏っているのが原因。陽の症状のときは陰のエネルギー、陰の症状には陽のエネルギーで手当てをして体を中庸に整えます」
【こんにゃく】

熱を引き寄せるこんにゃく。
保温性に優れ、じんわりした温かさが持続するほか、毒素を吸い取るデトックス効果もあります。
症状に合わせてこんにゃく湿布を貼る位置を変えることで、おなかの冷え、生理痛や膀胱炎、冷房病などの症状を改善できます。
鼻水、夏風邪、食欲不振に
こんにゃく温湿布
じんわり気持ちよく体を温めて冷えを解消。ヒーリング効果も。
材料・用具
● 板こんにゃく(生いも) | 1枚 |
● 塩 | 適量 |
● 手ぬぐい | 2枚 |
● タオル | 1枚 |
● ポリ袋 | 1枚 |
お手当て法
1 こんにゃくは洗い、たっぷりの塩でもんだら10分おく。
2 塩を洗い流してまな板に置き、すりこぎでたたく。
3 熱湯に塩大さじ1を加え、2を入れてふたをし、中弱火で25分ゆでる。
4 手ぬぐいを二重にして3を包み、さらにタオルでくるむ。
5 下着の上からのせ、冷めないようにポリ袋をかぶせる。保温状態に合わせてタオルを少しずつはがし、冷めたらはずす。冷めたまま寝ないようにアラームなどを30分後にセットしておく。

夏風邪や鼻水、下痢や腹痛の症状なら、おなかにこんにゃく湿布を

冷え性や冷房病、生理痛のときはお尻にある仙骨を温める
※こんにゃくは2〜3回使用可。2回目からのゆで時間は15〜20分。使ったこんにゃくは廃棄する。
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<監修/吉度ちはる 取材・文/工藤千秋 イラスト/はまだなぎさ>
吉度ちはる(よしど・ちはる)
オーガニック系書籍編集者。食養料理教室講師。長男の重症アレルギーを機に出版社を退職し、玄米菜食に出合う。3人の息子をマクロビオティックの食事で育て、発熱ややけど、けがなども自然のお手当て法で治癒させてきた経験をもつ。編著に『カラダにやさしい自然の手当て法』(パルコ出版)ほか多数。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです