※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

家族の健康のために“無理なくできること”を続ける

「子どもたちが大きくなってきたので、朝は以前と比べてずいぶん楽になりました」

そう話すAYUMIさんは現在、中学校1年生の息子と小学校4年生の娘の母親。

最近では、娘が台所に立ってオムレツをつくる朝もあるのだといいます。

そうはいっても、やることはまだまだたくさん。家族の朝食づくり、掃除、洗濯……。起きてからは常にフル稼働です。

「毎朝、子どもたちが『おなかが空いた！』といって起きてくるんです。朝ごはんはフルーツ、ごはんかパン、お味噌汁、卵料理といったシンプルなものですが、栄養のバランスを考えて出すようにしています」

みんながすこやかに過ごせるように、日頃から食には気を使っているAYUMIさん。おかげで家族全員、ほとんど風邪知らず。

キッチンに常備され、朝食の際に活躍するのは天然酵母の自家製パンや、季節の果物でつくる酵素シロップなど。

どれも10年近くつくりつづけているものです。

「自分ではたいしたことをしているつもりはないんです。パンも何種類もつくるわけではないですし。日頃から本などを読んで『これなら続けられそう』と思ったものだけを取り入れています」

あくまでも、無理のない範囲でできること。

それを基準とした日々の作業が、夫や子どもたちが元気に一日のスタートを切るための大きな助けとなっています。

〈撮影／公文美和　取材・文／嶌 陽子　ヘアメイク／高野智子〉

AYUMI（あゆみ）
数々のファッション誌や広告などで活躍。自然体でセンスあふれる暮らしや食生活も注目されている。著書に『ローフード・発酵・雑穀でつくるAYUMIごはん』（主婦と生活社）など。