自分に少しお金をかけると、自分を大事にしたくなる
楽しみは見つけるもの。
最近またひとつ小さな楽しみを見つけました、のお話。
以前書いたことがありますが、わたしはずっとセルフネイル派。
でも旅先に除光液やベースコート、トップコート、ネイルを持って行くのはひと荷物になる。夜ホテルの部屋でほろ酔いの中ネイルを塗り替える時間も気力もない。
なのでパリに長期で買い付けに行く時にはジェルネイルにしていました。
ジェルネイルにすると旅先では楽チンなんだけどね、問題は帰国後なのよ。自分でオフができないのが厄介で普段はセルフネイル(CHANEL一辺倒)をしていました。
見つけた小さな楽しみとは…じゃーん! ジェルネイルをはじめました。
きっかけは、自分にもうちょっとお金と時間をかけようとキラッと思ったから。
指先に自信がもてると、元気が出てくる
まずは長いおつきあいになるであろう店舗選びから。
よくある美容サイトで選ぶのはちょっと嫌なお年頃なので、いつも指先をきれいにしている友人に通いやすい近くのネイルサロンを紹介してもらいました。
施術中に息子ほどの若い女子とおしゃべりは続くのか? 会話が苦痛にならないか? いろいろ不安はあったけれどまったく無駄な心配でしたー。

たくさんのカラーチャートから1色は選べなーい。あぁ楽しい♡
たくさんのチャート(カラーサンプル)の中から色を選ぶことからめちゃくちゃテンション上がって楽しい。
担当してくれた若いお嬢さんとの女子の会話も『もし娘がいたらこんな感じなのかなー?』って妄想したりして。
もちろん3週間後の予約も入れてきましたよ。
入門編のわたしが最初に選んだカラーは目立たないベージュ、2回目の今回はミモザっぽい黄色に。次は何色にしよっかな? 電車の中でもついつい人の手先を見ちゃいます。

本にサインをしたり、お客様の目の前でラテアートを描いたりなど、指先を見られる機会が多いので、普段から整えることを心がけているけど、ジェルネイルの先輩からおすすめされたネイルオイルを塗ったりとますます指先のお手入れに熱が入ってます。
気のせいか(たぶん気のせい)手の動きも女らしくおしとやかになったような?
アトピーが発症してから(わたしの場合、手にカイカイが出るの)、すっかり手指に自信を失っていたから、これからジェルネイルをしたかわいい指先に力をもらうことにします!
先っぽを整えるのって歳を重ねるほど大切。指先、足先、毛先。
そしてそして今密かに企んでいる次なる楽しみは…赤い口紅。これは勇気がいりそう。
読んでくれてありがとー!

桜井かおり(さくらい・かおり)
文筆家。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。現在は、文筆業や、買い付けなどを行う。『カフェロッタのことと、わたしのこと』『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』(ともに旭屋出版)に続く3冊目の著書『マダム・ロッタとパリ行かない?』(旭屋出版)が好評発売中。
インスタグラム:@kaorilotta
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