植物の置き方、選び方次第で、インテリアの見え方や世話をする手間もぐっと変わってきます。観葉植物でインテリアを楽しむ工夫を、グリーンプランナー・森田さんに教えてもらいました。
(『天然生活』2023年5月号掲載)
(『天然生活』2023年5月号掲載)
森田さん流、「観葉植物」のあるインテリアを楽しむ工夫4つ
植物のあるインテリアの工夫01
空間に複数置く場合は、自然にある風景をイメージ

植物を複数置く場合は、正面から見て山型に置くのがコツ。
「自然の木々のような美しい配置になります。細かい葉、細長い葉、面積の大きい葉の植物を組み合わせると、より自然に見えてきれいです」
植物のあるインテリアの工夫02
動くことが多いキッチンでは、吊るして楽しむ

過ごす時間が長いキッチンに植物を飾ると、気分も華やぐ。
「行き来が多い場所なので、動線をじゃましない吊るしがおすすめ。水やりの際は一度天井から下ろす必要があるため、頻度が少ないものを」
植物のあるインテリアの工夫03
小さなサイズの植物は、まとめて棚に飾る

小さめのグリーンがいくつかある場合、あちこちにひとつずつ置くよりも、まとめて棚に置いた方がこなれて見える。
「小さな植物は水やりの頻度が高いので、まとめて置くことで水やりも楽になります」
植物のあるインテリアの工夫04
洗面所などの水場には、土を使わない植物を飾る

洗面所などに植物を飾ると、清涼感が漂う。
「水場は土があると湿気で虫がわきやすくなるので、ハイドロボールという小石で育つものや、エアプランツが適しています。乾燥に強いものを選ぶのもコツ」
〈監修/森田紗都姫 取材・文/嶌 陽子 イラスト/はまだなぎさ〉

森田紗都姫(もりた・さつき)
室内外の植物のプランニングや講師、商品企画など多方面で活躍。著書に『LIFE GREEN SELECT TOUR 暮らしに寄り添うグリーンと出会おう』(いろは出版)。
インスタグラム:@yamamori_green
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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天然生活2025年5月号では、「植物を取り入れた暮らし」を特集しています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。