(『天然生活』2024年4月号掲載)
山菜を食べ、漢方茶で体を整える
引田かおりさんの春の5つの健康習慣
「春は新しいことを始めたくなる季節。でも天気も気温も不安定で何となくゆらゆら、フラフラしてしまう時季でもありますよね。
昔は春に体調をくずすことも多かったので、最近は気をつけています」と語る、引田さん。
健やかに春を迎えるために取り組んでいる、春の5つの健康習慣を教えていただきました。
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1 苦味のある春の山菜を食べる

自宅でつくる山菜料理はシンプルなものが多い。「ふきのとうの甘酢漬けは以前友人に教わったもの。箸休めにもちょうどいいです」
ふきのとうやたらの芽、菜の花。
苦味のある山菜を食べて、冬の間にため込んだものをデトックスします。
「春にこうした山菜が出回るのは理にかなっていますよね」
たらの芽をオリーブオイルで焼いて塩をかけて食べたり、菜の花を味噌汁や煮ものに入れたり、オイル蒸しにしたり。
「おいしいから何度も食べたくなります」

菜の花はポタージュにも。乳製品や油は一切使わず、玉ねぎとじゃがいも、菜の花を煮込み、だしを加えてつくる。「菜の花は花粉症にもいいと聞いたので、よく食べるようにしています」
2 すっきり効果のある漢方茶を飲む

軽い花粉症の症状が出るなど、春は体調が不安定。
なるべく薬に頼りたくない引田さんは、数年前から酵素シロップ作家の杉本雅代さんと葉山の鍼灸院「天空洞」が共同開発した「天空嬉々茶」を飲んでいます。
「煮出すのが正しい淹れ方ですが、私はパックをポットに入れてお湯をさしています。おいしいのが続けられる理由です」

何種類かあるうち、引田さんが愛飲するのは「さらり」と「すっきり」。桑の葉やエルダーフラワー、ペパーミントなどをブレンドした「すっきり」は、目や鼻をすっきりさせる効果が期待でき、花粉症の時季に最適
3 深い呼吸で冬にため込んだものを出す

左/肋骨を閉めながら口から息を吐き切る。内臓を引き上げるようにするのがコツ。右/肋骨に両手を当て鼻で息を吸い肋骨を広げる
ピラティスで習ったという呼吸法は、肋骨を意識して行うもの。
肋骨を広げるイメージで息を吸い、吐くときは広げた肋骨を閉じるようにします。
「冬にため込んだ余分なものを吐き出すイメージで、深く呼吸しています。何回か続けると汗が出てきますよ」
インナーマッスルも刺激されて、ぽっこりおなかの改善にも効果があるそう。
4 口内ケアは念入りに

柔らかな竹の歯ブラシにつけて歯ぐきをマッサージ
「疲れると歯ぐきが炎症を起こすのか、浮いたような感じになるのが気になって」
そこで始めたのが専用のジェルで行う歯ぐきケア。
歯ブラシにつけて、寝る前などに歯ぐきをマッサージしています。
「おかげで歯ぐきが元気になりました」

歯ぐきを引き締めるデンタル美容液「Rupika」を愛用
ほかにも舌の掃除など、口内ケアはしっかりと。「歯医者にも3カ月に一度通っています」

朝起きたら、専用の器具で舌の掃除をし、マウスウォッシュでうがいをするのが習慣。「寝ている間は口の中の細菌が増え、なかには病気につながるものもあるそう。朝食の前に口をさっぱりさせます」
5 ゆるく筋トレする

マシンに乗って足を左右に動かし、内ももの内転筋を鍛える
5年ほど前から通っているパーソナルトレーナーに相談しながら、自宅で無理なく続けられるトレーニングを習慣に。
「汗だくになる運動は向いていないので、ゆるいものが中心。筋肉をつければ、ネガティブな気持ちを跳ね返せることを学び、少しずつ続けています。
時間や回数をきっちり決めずに、“ほどほどに”がマイルール」

肩甲骨はがしにも効果がある、ぶら下がり健康器でストレッチ
〈撮影/山田耕司 取材・文/嶌 陽子〉
引田かおり(ひきた・かおり)
2003年より東京・吉祥寺で夫とともに「毎日の暮らしが少しだけ素敵になる」ものを提案する「ギャラリーフェブ」と、パン屋「ダンディゾン」を営む。著書に『たぶん だいじょうぶ』(大和書房)、『「どっちでもいい」をやめてみる』(ポプラ社)など多数。
ブログ「ふたりの光年記」https://hikita-feve.com/diary/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです