(『天然生活』2024年5月号掲載)
「きのこと金柑のピクルス」のつくり方

酸味も塩味もマイルドだった旅の味にインスパイアされた一品。
サラダや浅漬けをいただく感覚で、たっぷりどうぞ。
材料(つくりやすい分量)
● 好みのきのこ | 300g |
● 金柑 | 5個 |
<ピクルス液> | |
・ にんにく | 1片 |
・ 赤とうがらし | 1/2本 |
・ 水 | 300mL |
・ 米酢 | 大さじ1 |
・ 白ワインビネガー | 大さじ1 |
・ 塩 | 大さじ1 |
・ きび砂糖 | 大さじ2 |
・ ローリエ | 1枚 |
・ コリアンダーシード | 20粒程度 |
● 黒こしょう | 適量 |
つくり方
1 金柑は半分に切り、きのこは汚れを落として石づきのかたい部分をカットする。
2 にんにく、赤とうがらし、水、米酢、白ワインビネガー、塩、きび砂糖、ローリエ、コリアンダーシードを鍋に入れ中弱火で沸騰させる。
3 沸騰したら弱火にし、きのこを入れて再び沸騰したら火を止めて器に移し、粗熱が取れたら金柑と黒こしょうを加え、塩(分量外、適量)で味をととのえる。
※ピクルスは半日からひと晩で食べ頃に。清潔な容器に入れ、冷蔵庫で3〜4日保存可能
「クランベリーとラディッシュのピクルス」のつくり方

鮮やかな色と、コロコロとした見た目も楽しいビタミンフード。
クランベリーの酸味を生かして、お酢は少なめに。
材料(つくりやすい分量)
● 赤大根(小) | 1/2個 |
● ラディッシュ | 1袋 |
● 塩 | 1g |
● ドライクランベリー | 20〜30g |
● オリーブオイル | 20mL |
● 白ワインビネガー | 大さじ1 |
● はちみつ | 小さじ1 |
● 黒こしょう | 適量 |
つくり方
1 赤大根は小さめの乱切りにし、ラディッシュは葉を落とす。
2 1に塩をして10分程度おき、水けが出てきたらキッチンペーパーで水けをきる。
3 ボウルにオリーブオイル、白ワインビネガー、はちみつを入れてホイッパーで乳化させたら、ドライクランベリーと2を加え、黒こしょうと塩(分量外、適量)で味をととのえてマリネする。
「きゅうりとミントのピクルス」のつくり方

リトアニアの夏のおやつといえば、きゅうりのはちみつディップ。
そんなエピソードからイメージし生まれた、甘くさわやかな副菜。
材料(つくりやすい分量)
● きゅうり | 2本 |
● エシャロット | 2本 |
● 塩 | 少々 |
● 米酢 | 大さじ3 |
● 白ワインビネガー | 小さじ2 |
● はちみつ | 大さじ1 |
● フレッシュミント | 適量 |
● ドライリンデン(あれば) | ひとつかみ |
つくり方
1 きゅうりは横3等分にし、縦1/4にカットする。エシャロットは縦半分にスライスする。
2 1に塩をして10分程度おき、水けが出てきたらキッチンペーパーで水けをきる。
3 ボウルに米酢、白ワインビネガー、はちみつを入れてホイッパーで混ぜたら、2とフレッシュミント、あればドライリンデンを加えてマリネする。
<料理・スタイリング/長田佳子 撮影/在本彌生 取材・文/玉木美企子>

長田佳子(おさだ・かこ)
菓子研究家。ハーブやスパイスを用いた滋味あふれる菓子レシピに定評。2021年からは山梨県にてラボ「SALT and CAKE」を主宰している。著書『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)が発売中。foodremedies.jp/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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はじめての方にもおすすめしたい、「やさしいお菓子」のレシピ集。菓子研究家・長田佳子さんによる雑誌『天然生活』の人気連載2年分に、クリスマスのお菓子と撮り下ろしレシピを追加してまとめた待望の一冊です。クッキー、プリン、アップルパイにドーナツなど、どれも手軽につくれておいしく、美しいお菓子たちばかり。さらに、「製菓づくりに役立つ食材」リストや、仕上がりが変わる「動作のきほん」についても解説した充実の内容です。
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