(『天然生活』2020年10月号掲載)
ポートランダーに聞きました!
「私たち、みんな保護犬派です」
ドッグパークに集う人や、犬と散歩中の人たちに尋ねました。
“どうして保護犬を選んだの?”
“犬を飼う基準はなんですか?”
私たちの保護犬への意識を揺さぶる、大切な言葉の数々です。
保護犬と暮らすこと

「保護施設に非常に多くの犬が飼い主を待っている状況で、どうしてわざわざブリーダーから買う必要があるのでしょう?」
(保護施設でのボランティアをする男性より)
「私の知る限り100%の人が保護犬を飼っているわ」
(アンケート90%回答者より)
「私たちが犬を探すのではなく、彼らが飼い主を選ぶのです」
(保護犬&猫と暮らす女性より)

「保護施設から犬を引き取る以外、選択肢はほかに思いつかなかったわ」
(孫と大型雑種犬の触れ合いを喜ぶ女性より)
「一緒に過ごせば過ごすほど、雑種・保護犬ならではのユニークさが人間の心をつかむんだ」
(人間と犬は家族であり親友以上の関係性になれると信じる女性より)
「人間の都合で見放された保護犬こそ最も愛が必要で、私たちは愛をお返しするために保護犬を飼うの」
(人間と犬が互いに与え合う喜びは無限、と信じるご夫婦より)

「犬を探す条件に犬種は関係ない。大事なのは家族にしたい、守ってあげたい、という気持ち」
(保護施設で初めて面会した際、寄り添って離れなかった犬と暮らすご夫婦より)
「野良犬や、さもなければ、殺されかねない犬たちに本当のホームを見つけてあげたい。犬を飼う目的ってそういうこと」
(3匹の保護犬と暮らしてきた女性より)

「奇抜な性格でも変わった見た目でも構わない。むしろそれがいいんだ」
(保護犬のネガティブイメージを改善したい男性より)

「雑種犬は混血でユニークだからこそ、スペシャルな“個”になると思います。人間にも個性があるように、雑種はひとくくりではなく、彼らにも個性があり、それは人間の生活をも豊かにしてくれるのです」
(老保護犬と暮らすご夫婦より)
<撮影/SHINO 構成・文/瀬高早紀子>
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです