食材を余すところなくいただき、体にやさしい菜食で心も穏やかに。体がすっきり整う精進料理のレシピを、料理家の真藤舞衣子さんに教わります。今回は、甘辛味の煮汁がおいしい「オランダ煮」のつくり方を紹介します。
(『天然生活』2024年6月号掲載)
(『天然生活』2024年6月号掲載)
体が整う精進料理
オランダ煮のつくり方

水でもどした高野豆腐を油で揚げて、甘辛味のだし汁で煮ると、じゅわっと煮汁がしみた満足感のあるおかずになります。
材料(2人分)
● 高野豆腐 | 2個 |
● 片栗粉 | 適量 |
● さやいんげん | 8本 |
A | |
・昆布だし(下記参照) | 200mL |
・しょうゆ、みりん | 各大さじ2 |
・きび砂糖 | 大さじ1/2 |
・米酢 | 小さじ1 |
● 水溶き片栗粉 | 片栗粉小さじ1+水大さじ1 |
● 太白ごま油 | 適量 |
つくり方
1 高野豆腐は水でもどして4等分に切り、水けをぎゅっとしぼる。フライパンに多めのごま油を入れて中火で熱し、片栗粉をまぶした高野豆腐を入れて、両面焼き、油をきる。へたを切り落とし半分に切ったさやいんげんも焼く。
2 鍋にAを入れて煮立てて1を入れふたをし、10分ほど煮る。水溶き片栗粉を合わせてとろみがつくまで、からめながら煮る。
精進料理の基本
昆布だしの取り方

材料とつくり方(つくりやすい分量)
水1Lに昆布5cm角2枚を入れ、冷蔵庫でひと晩おいておく。
〈料理・スタイリング/真藤舞衣子 撮影/清水奈緒〉
真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
料理家。発酵研究家。会社勤務を経て、1年間京都の禅寺で生活。フランスへ料理留学後、料理教室を主宰するほか、雑誌や書籍で活躍。著書に『つくりおき発酵野菜のアレンジごはん』(主婦と生活社)、『サバの味噌煮は、ワインがすすむ』(日本経済新聞出版、小泉武夫氏と共著)など。
インスタグラム@maikodeluxe
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです