脇もとこさんの自慢の収納家具。ブルーが美しい“インドの棚”
「長いつき合いの収納家具がわが家に多いのは、購入前にとても時間をかけて考えるからだと思います。家具はインテリアになるので、機能や価格だけでなく見た目の美しさも重視しています」
そう話してくれたのは漢方植物療養士、参鶏湯研究家、スタイリストと3つの肩書きを持つ脇もとこさん。
そんな脇家のなかでは比較的新しい家具が、ブルーが印象的なインドの棚。15年ほど前に現在の家に引っ越してから購入した唯一の家具です。

「民族工芸品や家具、雑貨を揃える経堂のショップ『ルンタ』で購入しました。日本の家具にはない色合いに一目惚れでした。何度も塗り重ねられたブルーと、インドの持ち主の方が大事に使ってきたことがわかる佇まいが魅力です」
上段は箱ものをざっくり。下段は本、CD、筋トレグッズを

とくに気に入っているのが、木材と一緒にブルーで塗られた金具と、補強のため(?)につけられた側面の板です。「どれも日本人の感覚にはなかなかないな、と。人の手によってつくられたラフさが逆に美しさを感じさせてくれます」と脇さん。
扉がある上段は「目隠しになるので、箱ものなどをざっくりと収納」しているそう。下段は本やCD、筋トレグッズを収納しています。

〈撮影/有賀 傑 取材・文/飯作紫乃〉
『天然生活』2025年7月号の『自慢の収納家具』では、脇さんはじめ、菓子研究家の星谷菜々さん、随筆家の山本ふみこさん、3名の方のお気に入りの収納家具を詳しく紹介しています。ぜひあわせてお楽しみください。
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脇もとこ(わき・もとこ)
漢方植物療法士、参鶏湯研究家、スタイリスト。完全食である参鶏湯に魅了され、中医学や漢方、植物療法を学ぶ。参鶏湯キットの販売や薬に頼らず身近な食材で体調を調えるためのセルフケア法を伝える活動を行っている。ハーブティーや薬膳菓子も近日発売予定。
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