• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、夏のつくりおき「きゅうりの即席漬け」のお話です。

    きゅうりの大量消費にもおすすめ!
    簡単につくれて1週間保存できる「つくりおき」

    きゅうりが最盛期を迎え、家庭菜園をされている方々からは「たくさん採れて食べきれない」という声も聞こえます。

    この時期は「きゅうりをもらってほしい」と連絡をくれる知り合いも多く、なんとかおいしく食べつくす方法を考えたりしています。

    そこで今回は、簡単にできる「きゅうりの即席漬け」をご紹介します。

    ごはんのお供はもちろん、お弁当にも便利です。

    画像: きゅうりを3本使用。たくさん使いたいときにもおすすめのレシピです

    きゅうりを3本使用。たくさん使いたいときにもおすすめのレシピです

    きゅうりを輪切りにして、漬け汁と一緒に加熱するだけ

    きゅうりは塩もみの必要はありません。

    輪切りにしたきゅうりは漬け汁と一緒に加熱して、あとは予熱で味をしみ込ませます。

    漬け汁を加熱するのは、調味料の味の角を取ってまろやかにするためと、冷めていく過程で味がしみ込みやすくなるからです。

    画像: きゅうりを漬け汁に入れて加熱するだけで完成!

    きゅうりを漬け汁に入れて加熱するだけで完成!

    ただし、きゅうりの食感を残したいので、漬け汁が沸騰したらしばらく混ぜて、早めに火を止めましょう。

    目安は、きゅうりの表面が、薄茶色に色づいてきたらです。

    冷蔵庫で1週間保存ができますので、次第に味がしっかりしみ込んだ状態もお楽しみいただけます。

    画像: きゅうりの食感を残すため、加熱しすぎないのがポイントです

    きゅうりの食感を残すため、加熱しすぎないのがポイントです

    「きゅうりの即席漬け」のつくり方

    画像: 「きゅうりの即席漬け」のつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ● きゅうり3本
    ● 人参6cm分
    ● しょうが1片
    ● 赤とうがらし(輪切り)1本分
    A(漬け汁)
    ・しょうゆ60mL
    ・酢30mL
    ・砂糖15g
    画像: 材料(つくりやすい分量)

    つくり方

     きゅうりは8mm~1cmくらいの輪切り、にんじんは約2cmの長さに3等分にして細切り、しょうがは細切りにする。

    画像1: つくり方

     鍋にときゅうり、にんじん、しょうが、赤とうがらしを入れて中火で加熱する。ときどき木べらで全体を混ぜる。

    画像2: つくり方

     汁が沸騰して、きゅうりの表面が薄茶色になりはじめたら、火を止めてそのまま冷ます。

    画像3: つくり方

     粗熱が取れたら、容器に移して冷蔵保存する。(保存期間は1週間程度)

    画像4: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
    ● Instagram:@cafe.rietta
    ● Voicy:@cafe.rietta
    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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