ジッパー袋ではじめての梅干しづくり。いよいよ仕上げの土用干しへ!
どえりゃあ暑さが続いております、東京です。実家のある福島へ。東北だから多少涼しいかと思いますでしょ?
ところがどっこい東京より暑いんです。そんな日があるんです。そんな日に限って福島で仕事だったりしまして。暑さが私を追い回しているんじゃないかと憤怒しております。
こんなふうに文句垂れ蔵(もんくたれぞう)しておりますが、暑さを待っていた一面もありました。漬けておいた梅を干すのです。
以前もこちらのコラムで書きましたが、保存袋を使って梅干しがつくれる情報を手に入れて、試しにつくっていました。
いい感じに梅酢も出ていて、いよいよ干す段階に。
しかしいかんせん初心者ですので、ハラハラしておりました。これで梅酢は限界なのか、それとももっと出てくるのか、干したら干したで夜はどうするんだ?
取り込むのか、そのまま夜風に当てるのか、カラスは食べたりしないのか? いや、しないか。でもカラスは賢いから梅干しのよさに気づいて食べる可能性も…
なんて考えているうちに梅雨も明け、迷いはそのままにベランダに干してみました。

なんだか、すごくいい感じです。めちゃくちゃ梅干ししてます。何日干すのかよく分からず、とりあえずカンカン照りの日から3日間干しました。夜は部屋に入れて愛でました。
写真だといい感じですが、もしかしたら干しすぎたのか、うっすら塩が吹いてきたのもあり、「このままでは干からびてしまう!」と慌てて終了しました。
食べてびっくり。ちゃんと梅干ししてました。しかも市販では最近お目にかからないであろう、しょっぱさ、酸っぱさで、「うひょー!」と声を上げました。
これです。私がつくりたかったのは。こんな「うひょー!」な、ばあちゃんの梅干しです。大成功だわ、と自画自賛しました。
暑さを吹き飛ばすような梅干し、そして最近ハマっている「冷や汁」で夏を乗り切ろうと思います。
冷や汁は人生で3回くらいしか食べたことなかったんですが、お仕事で宮崎のアンテナショップを巡り「冷や汁の素」がたくさんあることを知って、そこから活用させてもらっています。

具材はなんでもいいと聞いて、更にハードルが下がりました。好きなのは、大葉、茗荷、青ネギ、サバ缶、塩揉みきゅうり、豆腐、少々のキムチです。
休みの日は水場に子どもたちを連れて行くのが日課になってきました。
公園にあるじゃぶじゃぶ池や噴水広場。私も濡れていい服を着て、ガンガン濡れながら暑さをしのいでいます。

みなさんもくれぐれも暑さにはお気をつけて、塩分と水分を適度に補給しながらお過ごし下さいね。
このままだとやばい。と思ったときには、私のように羞恥心を捨てて公園の水場にダイブすることもオススメです。

白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。