暑い季節、長時間の火を使う調理は避けたいものです。南インド料理店の総料理長を務める稲田俊輔さんに、少ない材料でつくるうれしいつくりおきと、アレンジレシピをお聞きしました。今回は、「彩り野菜の塩ピクルス」と「トルコ風ヨーグルトサラダ」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2023年8月号掲載)
(『天然生活』2023年8月号掲載)
つくりおき
「彩り野菜の塩ピクルス」のつくり方

「彩り野菜の塩ピクルス」はレモン入りで、さっぱりと夏らしい味です。
「夏のインドの食事情は、ほぼ加熱した温かいものを食べていますが、生食だと、きゅうりや玉ねぎにレモン、青とうがらし、塩を合わせたものはサラダのように食べていますね」
彩り豊かな野菜が目にも楽しいピクルスは、レモンの風味がさわやか。
きゅうりを中心に、冷蔵庫に入っている残り野菜を入れてもおいしくいただけます。
材料(つくりやすい分量)
● きゅうりを中心に好みの野菜(セロリ、玉ねぎ、パプリカなど、1cm厚に切る) | 200g |
● レモン(5mm厚の輪切りを4等分に切る) | 2枚分 |
● にんにく(薄切り) | 1片分 |
● 塩 | 8g |
● 水 | 400g |
つくり方
材料をすべて漬け込み、1日以上おく。冷蔵庫で2週間保存可能。
【おすすめの食べ方】
サラダのトッピング、粉とうがらしとごま油であえて、粗みじん切りにしてマヨネーズとあえタルタルソースに。
<料理/稲田俊輔 撮影/公文美和>

稲田俊輔(いなだ・しゅんすけ)
料理人。飲食店プロデューサー。飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。2011年、東京駅八重洲地下街に南インド料理店「エリックサウス」を開店。著書に『ミニマル料理』(柴田書店)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです