• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。父親の手術の成功を願って、埼玉の行田八幡神社へ病封じの祈祷に出かける白鳥さん。

    「病封じ」のご祈祷がてら、酷暑の行田で土地の名物を堪能

    先日、埼玉県行田市に行ってきました。

    父が手術するというので、行田八幡神社へ病封じのご祈祷をお願いしてもらいました。

    ちなみに、行田八幡神社は「封じの宮」と称され、虫封じ、癌封じ、諸病封じ、などの封じ祈祷が秘法として継承されているそうなんです。

    前にも行ったことがあって、この街も好きだなぁと思っていました。

    行田市は「ゼリーフライ」という揚げものが有名で、あと足袋の街なんですって。初めて来た時は何も知らず、歩いているうちにそんな情報を仕入れていたので、次来る時はゼリーフライと足袋を買って帰りたいと思っていました。

    ということで今回は、早めに家を出て行田駅からぶらぶら散歩をすることにしました。

    行田市は熊谷市の隣。そうです。よくお天気ニュースで見かけるあの暑い街・熊谷! この日も酷暑と言われる気温。お隣の行田市も負けず劣らず暑かった!

    ならばお昼は蕎麦にしよう! と入ったお店で、ゼリーフライもついてくるセットを頼みました。

    画像1: 「病封じ」のご祈祷がてら、酷暑の行田で土地の名物を堪能

    名前のイメージからぷるんぷるんの揚げものなのか? と想像しながら一口かじってびっくり。おからとじゃがいものふわっとした味わいで、素朴な美味しさがあります。

    ゼリーの由来はお菓子のゼリーではなくて、「銭」の音が変化していったという説があるそうです。

    銭の形をしたフライそれが「ゼリーフライ」。ゼニーじゃないんだ。お蕎麦も美味しくて、夏バテ気味の身体が復活しました。

    ご祈祷を終えると、なんだか気持ちも前向きに。きっとお父さんも大丈夫。私もやれることはやったから大丈夫。

    足袋の街というだけあって足腰のお守りもあったので、そちらも父用に購入。

    行田八幡神社の裏には足袋のお店があるらしく、工場もあるようでその雰囲気も見たいなぁと思って、もう少し歩いてみることにしました。

    画像2: 「病封じ」のご祈祷がてら、酷暑の行田で土地の名物を堪能

    「イサミ足袋本舗」さんです。暖簾には1907年創業とあります。118年前からあるの!? 驚きで汗が吹き飛びました。

    昔ながらの足袋から、現代風の足袋までずらーっと並んでいてワクワクしました。

    私が最後に足袋を履いたのは4年前の友人の結婚式で着物着て以来。なかなか馴染みがないからこそ、これはいい機会だと自分用に買うことを改めて決意。

    履き口がゴムになっているオシャレな柄の足袋を夫と私用に買いました。これがサラッとした履き心地ですごい気持ちいいんです。

    画像3: 「病封じ」のご祈祷がてら、酷暑の行田で土地の名物を堪能

    家でスリッパ代わりに履いているのですが、汗でベタつくこともなく、「足袋って夏にピッタリだったのか!」と驚きの発見でした。

    父の手術も無事成功して、ひとまず安心しました。今度はお礼参りに行って、子ども用の足袋を手に入れてこようと思っています。



    画像4: 「病封じ」のご祈祷がてら、酷暑の行田で土地の名物を堪能

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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