• 道具のお手入れ=きれいに保つことだけではなく、使うことで生まれる質感を楽しみ、育てること。使うほどになじんで風合いが増し、よりいっそう愛着がわく。今回は、日野明子さんにプロに頼んだほうがいい手入れや修理を聞きました。
    (『天然生活』2024年9月号掲載)

    プロに頼んだほうがいい手入れ その1
    まな板の削り直し

    黒ずみや大きな傷が気になったら削り直しをしても。ただし、サイズや厚みに制限があるため事前に確認を(山一では、幅60×奥行30cm、厚さ2~3cm以内)。

    ふだんから、小口(側面)や面の隅までよく洗うことで黒ずみ防止になる。

    画像: プロに頼んだほうがいい手入れ その1 まな板の削り直し

    山一
    長野県木曽郡南木曽町読書3671-2
    https://yamaichi-kiso.jp/

    プロに頼んだほうがいい手入れ その2
    漆器の塗り直し

    落として漆が欠けてしまったり、熱湯を注いで白濁してしまったものなどは、漆の塗り直しができる。一度塗った漆を剥がしてから塗り直すため、新品同様になる。

    ただし、使い込んだ風合いはなくなるため注意。

    画像: プロに頼んだほうがいい手入れ その2 漆器の塗り直し

    漆琳堂(しつりんどう)
    福井県鯖江市西袋町701
    https://shitsurindo.com/

    プロに頼んだほうがいい手入れ その3
    おひつのたが外れ

    木に竹や金具の留め具が施された桶製品。

    湿度によって木が伸び縮みするため、昔は町に一軒は桶屋があり、直しながら使うのが前提だった。

    おひつのたがが外れた場合は購入店での相談が基本だが、司製樽では自社製以外も受けつけている。

    画像: プロに頼んだほうがいい手入れ その3 おひつのたが外れ

    司製樽
    徳島県阿南市那賀川町原54
    https://shop.tsukasaseitaru.com/



    〈監修/日野明子 取材・文/結城 歩 イラスト/はまだなぎさ〉

    日野明子(ひの・あきこ)
    ひとり問屋「スタジオ木瓜」代表。松屋商事を経て独立。百貨店やショップとつくり手をつなぐ問屋業をはじめ、日本の手仕事の展示や企画協力に携わる。著書に『うつわの手帖』シリーズ(ラトルズ)のほか、『台所道具を一生ものにする手入れ術』(誠文堂新光社)。道具や器について雑誌や新聞への寄稿も多数ある。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.