• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。なかなか手をつけられなかった実家の片づけ。入院中の父を快適に迎えるべく、意を決して、家族で福島へ出向きます。

    入院中の父に快適な空間を!家族総出で実家を大掃除

    先日、実家の大掃除をするために家族を引き連れて故郷福島に帰りました。

    入院中の父が帰ってきた時に、少しでも快適に過ごせるよう部屋を広くしておこうと大型家具を色々と処分することに。

    30年以上配置の変わらない家具を動かすと、降り積もった埃が乾いた泥のようにカッチカチ。タワシでゴシゴシ擦りながら「魔女の宅急便」のキキの気持ちだわ、とキキを憑依させたり。なかなかの大作業でした。

    弟が会社から借りて来てくれたトラックに家具を詰め込み、処分場まで2往復。おかげで以前より広い空間が出来上がりました。

    私たち子ども世代にしたらこっちの方がいいと思うんですが、父や母にしたら思い出もあるだろうから、事前に処分していい物を確認したり。ここに至るまでパッとは動けませんでしたが、改めて片付けてよかったなと思いました。

    それでも経年劣化でパンクしている10年は乗っていないであろう自転車を「まだ使えた。」と父は言っていましたが… いつ乗るのよ!

    そんなこんなありましたが、無事に用事も済ませて東京に帰る時、新幹線の改札に入ると夫が「あれ!? 靴がない!」と騒ぎ出しました。

    見ると夫がずっと抱っこしていた息子の片方の靴が無くなっているではありませんか。出発まであと10分。しかも買ったばかりのいい靴! 探して! 絶対探して!

    画像1: 入院中の父に快適な空間を!家族総出で実家を大掃除

    しかし私の願い虚しく、片方の靴は見つからないまま新幹線に乗ることに。

    なんで夫はわざわざ混んでるスタバに寄ったのか、改札入ってからのコンビニでいいだろうに。しかも私だったら、息子の靴が落ちてないかいつもちょくちょく足を触って確認しているけど、夫はコーヒーのことだけ考えて、のほほんとここまで来たんだな。と妄想止まらず、怒りが限界値を超えて悲しみに。

    高かったのに… これからたくさん歩くからと思って買ったいい靴。落とし物センターに数日問い合わせましたが届出もなく。

    「今年は何の秋ですか?」と聞かれたら曇りなき眼でこう言います。「落とし物の秋」

    落とし物の秋。と落ち込んでもいられないので食欲の秋も堪能することに。

    茨城県の栗で有名な笠間市の栗をいただきました。大きな栗ばかりで感動。

    画像2: 入院中の父に快適な空間を!家族総出で実家を大掃除

    元気出すためにも頑張って栗を剥き、栗まみれの栗ご飯をつくりました。栗がほんとに美味しくて幸せに。笠間市は栗を使ったスイーツのお店がたくさんあるらしく、いつか行きたいなぁとテンションも上がってきました。

    あとは柿の種のオイル漬けを番組で知り、塩昆布のきゅうりに和えて毎日のように食べています。

    画像3: 入院中の父に快適な空間を!家族総出で実家を大掃除

    ビールが進みます。1日溜まった心の澱をビールと共に流してくれる最高の一品で、最近のお気に入りおつまみです。

    どんどん秋も深まっていますが、まだ半袖で過ごしている私。そろそろいい加減に衣替えも始めないといけませんね。あ、衣替えと言えば息子の靴が… もういいよ!

    街でたまに、落ちてる子ども靴を見かけますが、その時は絶対に分かりやすい所に置いてあげよう。落とし物センターに届けようと。固く心に誓いました。



    画像4: 入院中の父に快適な空間を!家族総出で実家を大掃除

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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