「あらびきポークハンバーグ」のつくり方

豚肉を刻んで、ホロッとくずれる食感を出しています。
もっと手軽につくりたい場合は、あらびき肉を使ってもかまいません。
しっかり塩を効かせるのでソースは不要。
「ハンバーグ」のつくり方
材料(2人分)
● 豚肉〔しょうが焼き用〕 | 200g |
● A | |
・玉ねぎ(みじん切り) | 50g |
・パセリ(みじん切り) | 大さじ1 |
・にんにく(みじん切り) | 小さじ1 |
・塩 | 小さじ1/2 |
・黒こしょう | 少々 |
・ブランデー〔または白ワイン〕 | 小さじ2 |
● 米油 | 小さじ1 |
● つけ合わせ | |
・粉ふきいも〔好みで〕 | 適量 |
・粒マスタード〔好みで〕 | 適量 |
つくり方
1 豚肉は刻み、あらびき程度にこまかくする。
2 大きめのボウルに1とAを入れ、手早くこねる。混ざったら指を立ててぐるぐる練り混ぜ、粘りが出て白っぽくなるまで、空気を含ませる。
※時間があれば、ラップをかけて冷蔵室で1~2時間冷やす。冷やすことで脂が締まり、肉汁が出にくくなる。ねかせることで味もよくなじむ。

3 4等分し、軽くキャッチボールして空気を抜き、楕円形に丸める。フライパンに米油を入れて並べてから火をつける。強めの中火で両面を焼き、こんがりと色づいたら弱火にして、ときどき返しながらトータル10分を目安にして火を通す。竹串を刺して透明な汁が出れば焼き上がり。
4 器に盛り、粉ふきいもと粒マスタードを添える。
ミクニ流Point
刻んだ豚肉で食感を出す。弱火でじっくり焼いて肉のうまみを引き出す
「粉ふきいも」のつくり方
材料 (つくりやすい分量)
● じゃがいも(ひと口大に切り、水にさらす) | 中2個 |
● 塩 | 小さじ1 |
● 白こしょう | 少々 |
※じゃがいもの種類はお好みで。ホクホクにしたければ男爵がおすすめ。
つくり方
鍋にじゃがいも、水700mL、塩を入れて強火にかける。沸騰したら弱めの中火にして、じゃがいもに竹串が通るまで15分ほどゆでる。湯を捨て、からいりして水分をとばしてこしょうを振る。
※火が強いと煮くずれるので、沸騰したらじゃがいもが踊らない程度の火加減に。
本記事は『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』(三國清三・著/主婦の友社)からの抜粋です。
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日本を代表するフレンチシェフの三國清三が初めて紹介する家庭料理のレシピ本。
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これぞ一流!「ミクニ流極意」「ミクニ流家庭料理の基本」も掲載。
【1章定番おかず】ではハンバーグ、カレーライス、しょうが焼き、ギョーザなど
【2章ごちそうおかず】ではステーキ、コロッケ、ドリアなど
【3章北海道レシピ】ではジンギスカン、あんかけ焼きそば、ラーメンサラダなど
【4章アペロとおつまみ】ではキッシュ、なめろうなど
【5章ひと皿ごはん】ではパスタ、丼など
【6章スイーツ】ではチーズケーキ、どら焼きなど。
家庭料理を知らずに育ったシェフの思いがこもった80品。
<撮影/佐山裕子(主婦の友社) スタイリング/駒井京子>

三國清三(みくに・きよみ)
フランス料理シェフ。1954年北海道増毛町生まれ。15歳で料理人を志し、札幌グランドホテル、帝国ホテルにて修業後、1974年駐スイス日本国大使館料理長に就任。その後、三つ星レストラン数店で修業を重ね帰国。1985年東京四ツ谷にオテル・ドゥ・ミクニ開店。2015年日本人料理人として初めて仏レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受章。2022年オテル・ドゥ・ミクニ閉店。2025年9月再オープン。2025年黄綬褒章受章。食育活動やスローフードの普及活動にも力を注ぐ。
Webサイト:オテル・ドゥ・ミクニ公式 https://oui-mikuni.co.jp/
YouTubeチャンネル:オテル・ドゥ・ミクニ https://www.youtube.com/@chef-MIKUNI