素敵な笑顔って、どんな笑顔?
素敵な笑顔についてお話を伺ったのは、美顔トレーナーの小鳥遊ゆうさん。

― 写真に写る笑顔が、なんだかいつもぎこちなくて。素敵に笑えるようになりたいのですが、そもそも素敵な笑顔とはどんな笑顔でしょうか?
小鳥遊:口角がぐっと上がり上の歯が8本ほど見え、下の歯は見えないのが理想的ですね。目は微笑む感じがよく、目のまわりに力を入れないようにします。筋肉が正しく動けば、口角を上げることで頬が盛り上がり、自然と“にっこり目”になりますよ。
― 笑顔にするために、つい目に力を入れていました!
小鳥遊:実際そういう方が多いんです。笑うと目尻や目の下にシワが入る方は、目のまわりに力が入っている証拠。また、下の歯が見えている場合は口角を横に広げてしまっていて、顔が大きく見えたり、マリオネットライン(あご付近にできるシワ)の原因になります。
それでは、素敵な笑顔のための手軽で効果的なトレーニング方法を紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね!
1日10秒で素敵な笑顔を手に入れる
「ストロートレーニング」

口角を斜め上に上げる、笑顔アップレッスンです。ストローを使って、頬の3つの表情筋を鍛えます。
〈用意するもの〉
・ミニストロー(直径4~6ミリほどの細口タイプ) ※綿棒でもOK
〈ポイント〉
・洗面台の鏡など、顔と平行な鏡を見て行う。
・やりすぎは逆効果になる場合もあるので、回数を守る。
1 ストローをくわえる
ミニストローを前歯2、3本で軽くくわえる。

ストローを押すと動くぐらい、軽くくわえるのがポイント

ストローが安定しない場合は、手で支えたまま行ってもOK
2 口角を上げて10秒キープ
ストローをくわえたまま、両方の口角を斜め上に上げる。そのまま10秒間キープし、口角をゆっくり下ろす。頬の筋肉をグーっと持ち上げることで口角が上がるようなイメージ。
口角を上げるには、頬の3つの筋肉の“小鼻から黒目にかけて走る筋肉”“口角から目尻にかけて走る筋肉”“口角からこめかみにかけて走る筋肉”を使う。
下の歯は見えないように、上の歯が8本ほど見えるのが目標。下の歯が見えてしまう場合は、あごを手で押さえて歯が見えないようにしてあげるとよい。

1セット(10秒キープ)で完了。これを1日3回、時間をあけて行う。
「スキンケアのついでや歯磨き後に行うなど、毎日の日課に組み込めば習慣化しやすいです」と小鳥遊さん。半年ほど続ければ、笑顔に変化が出てくるのだとか。ぜひ続けてみてください。
動画で解説! ストロートレーニング
〈撮影/山田耕司 取材・文/諸根文奈〉

小鳥遊ゆう(たかなし・ゆう)
美顔トレーナー。表情筋トレーニングレッスン講座の講師を務めるほか、メディア監修を行う。これまでに、笑顔や長顔に悩みを持つ300人以上の受講者を指導。「年齢を重ねたり歯並びが原因で、表情筋は衰えやすい。そんな方々の悩みを改善するお手伝いができたら」との想いで、活動を続けている。
インスタグラム:
@yu_takanashi_beauty



