• 大地の養分と太陽の力をぎゅっと蓄えて、素材の味が濃く強くなってくる季節です。台所に立って、旬の恵みを手に感じながら、この時季ならではの保存食をつくってみませんか。今回は、料理家の李映林さんにりんごソースのつくり方とおいしい食べ方を教えていただきました。
    (『天然生活』2020年11月号掲載)

    りんごソースのつくり方

    画像: もう何年もつくりつづけているという、りんごのソース。お湯に溶かし込み、甘いお茶として楽しんでも。

    もう何年もつくりつづけているという、りんごのソース。お湯に溶かし込み、甘いお茶として楽しんでも。

    材料(つくりやすい分量)

    ● りんご(あれば紅玉)2個
    ● きび砂糖大さじ1
    ● レモン汁1個分
    ● 白ワイン大さじ3

    つくり方

     りんごは皮をむいて縦4等分にし、いちょう切りにする。

     鍋にりんごを入れて砂糖をまぶして混ぜ、しばらくおく。砂糖がしっとりしたら、レモン汁と白ワインを回し入れ、強めの中火にかける。煮立ったら弱めの中火にし、あくを取りながら15分ほど煮る。

    ※冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で1カ月保存可能。

    りんごソースの食べ方 チキンソテー

    画像: りんごソースの食べ方 チキンソテー

    パリッと皮面を焼き上げた鶏もも肉に、甘酸っぱいりんご。ジューシーな肉汁とソースが口の中でからみ合います。

    材料とつくり方(つくりやすい分量)

     鶏もも肉1枚に、塩適量をすり込み、10分ほどおく。さっと洗って水けをふきとり、さらに塩を少々ふる。

     フライパンにオリーブオイル大さじ1/2と、にんにく1片を入れて熱し、の鶏肉を皮目を下にして弱めの中火でゆっくり焼く。きつね色になり、皮がパリッとしたら裏返して火を弱め、5分ほど焼く。再び裏返して弱めの中火で焼き、皮をパリッとさせる。

     ルッコラ、セルバチコ、イタリアンパセリ(各適量)は食べやすい大きさにちぎる。ボウルに入れてオリーブオイル、赤ワインビネガーを各ひと回しし、軽くあえる。

     皿にを盛り付け、りんごソースを添える。



    〈料理・スタイリング/李 映林 撮影/在本彌生 取材・文/河合知子〉

    李映林(り・えいりん)
    韓国・済州島生まれ。娘のコウ静子、息子のコウケンテツとともに料理家として活躍。近著に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社)。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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