インテリアに溶け込む、猫アイテムも充実
ひとつあるだけでその場所が特別になる、素敵なインテリア小物が並ぶ「オルネ ド フォイユ」。1994年に渡仏し、日本の家具を扱うショップを開業した谷卓さんが、帰国後に青山でオープンさせたインテリア雑貨店です。
建物の耐震性の理由から、6年前に不動前にお引越し。もともと倉庫だった建物を自分たちの手でリノベーションしてつくり上げた、温かみのある空間になっています。

2024年で20周年を迎えた「オルネ ド フォイユ」。多くの根強いファンを持ちます
オーナーの谷さんが大切にするのは、パリの暮らしで培った「自分たちの手で家を育てていく感覚」。国やジャンル、新しいもの、古いものといったカテゴリーにはとらわれず、心底惚れ込んだものだけを紹介しています。
オープン当初は日本で取り扱う店は少なかったという、フランスの陶磁器ブランド「Astier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)」は、長きにわたってお店の大切な定番アイテム。

グレー味を帯びた白がシックな「アスティエ・ド・ヴィラット」の器
ほかには、スタッフの“ほしい”を形にしたオリジナル品や選りすぐりの海外メーカーのアイテムも。さらに、猫好きスタッフが集まって立ち上げたキャットアイテムブランド「Orneko(オルネコ)」の商品は、「インテリアに馴染んでうれしい」と猫好きたちの間で評判です。

「オルネコ」のブランドブック「ORNEKO BOOK」。左端は、こっくりカラーが魅了する美濃焼のボウル「オルネコ・フードボウル」

広報も兼任するスタッフの石川さん。「ナチュラルなインテリアに映えるアイテムを多く揃えていますので、ぜひお手にとってみてください」
店イチ押しのおすすめアイテム5品を、店舗スタッフの石川さんに教えてもらいました。
眺めるだけで気分が上がる
オルネ ド フォイユのおすすめアイテム5選
Item01. 食卓を華やかにする「アスティエ・ド・ヴィラット」の器

いつかお迎えしたい”と憧れる人も多い“アスティエ”。人気がますます広がっているのだそう
「『アスティエ・ド・ヴィラット』の器は、創業者のブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットとイヴァン・ペリコーリがデザインを担い、職人さんの手仕事でつくられています。分業はせず、ひとりの職人が全行程を手がけるので、釉薬の具合だったりと職人ひとり一人の個性が出ているのが楽しいですね。

「アデライド」シリーズの「ミニサラダボール」。「シンプルでいて個性的。ポプリを入れて玄関に置いても素敵です」と石川さん

画家バルテュスの妻、節子夫人とコラボした「Setsukoカップ」。持ち手の猫がキュート
Item02. インテリアと調和する猫アイテム

「yumiko iihoshi porcelain×Orneko フードボウルスタンド(セット)」(写真右)と「オルネコ・ケリケリクッション」(写真奥)
「こちらは、作家のイイホシユミコさんとコラボレーションしたフードボウルです。オーナーの谷が以前からイイホシさんと親交があり、“釉薬のかかり具合などの理由で売り場に並べられない器がある”というイイホシさんからのお話を受け、アップサイクルを考案したもの。3色あり、どれもナチュラルなカラーリングでお部屋に馴染みます。

無垢材のスタンドとセットで販売。スタンドは重さがあり、猫が食べやすいように工夫
奥は、ケリケリクッションといって猫が抱っこして足で蹴って遊ぶおもちゃです。こちらは、イラストレーターの塩川いづみさんが手がけたオルネコのブランドキャラクターのもの。“ケリケリ”は何種類か扱っていますが、こちらが猫ちゃんに一番人気があるようです」
Item03. シンプルな飾りつけが映える「クラシック・クリスマスツリー」

素朴なデザインの「クラシック・クリスマスツリー」(オンラインショップのみで販売)。たたむとコンパクトになり収納しやすい
「30年にわたりツリーづくりを手がけるヨーロッパのメーカーのもので、幹の部分が本物の木でできているのがポイント。リアルな雰囲気が素敵です。オーナメントをたくさんつけなくても様になり、シンプルで大人っぽいクリスマスツリーを好む方におすすめです。

温か味ある光を放つ「LEDガーランド・タイニードロップ」(別売り)
こちらのガーランドは店のオリジナル仕様の別注品で、ミルクガラスのような絶妙な透け感のあるLEDライトを使っています。まるめてガラス瓶に入れて飾ってもかわいいですよ」
Item04. 長く愛される銘品「オリジナル・ウッドターニングランプ」

オリジナルで製作された、ロングセラーのペンダントランプ(オンラインショップのみで販売)。ほかにブラックもあり
「昔、オフィスにアンティーク家具のパーツがよく転がっていて。そこからオーナーが『パーツを組み合わせてランプにしたら面白いのでは?』とひらめき、生まれたものなんです。アンティーク感がありつつもナチュラルなテイストで、インテリアに合わせやすい。1灯でも映えますし、3灯並べても賑やかすぎず素敵に飾れます」
Item05. 愛らしいフォルムと色に魅了「池谷三奈美さんのガラスのモビール」

柔和な色合いが、リラックスしたムードを演出します
「ガラス作家、池谷三奈美さんの作品です。ふだんは、カトラリーや器を制作されている作家さんですが、うちがインテリアショップということでモビールをつくってくださっています。

池谷さんがふだん制作するマドラーに似た可憐なフォルム
池谷さんの感性が滲むやさしい色味で、色の組み合わせにも“らしさ”を感じます。ガラスといっても吹きガラスではなく、キルンワークといって、型に流し込み電気窯で焼成する手法でつくられていて。ちょっとザラッとした味わい深い質感にも惹かれます」

オリジナルのマルチカバー(上段)とプリントマット(下段)。マルチカバーはかなり大判で、ソファやベッドのカバーなど何にでも使える
お店は不動前に移転したのを機に、オンラインショップに軸足を置くことに。店舗の営業は月6日ほどとなりましたが、オープン日には作家の個展やPOP UPが開催され、“好き”が広がる素敵な出合いを楽しめます。

取材で訪れたときは、アーティストのado(アド)さんの個展が開催
<撮影/星 亘 取材・文/諸根文奈>
オルネ ド フォイユ 不動前店
電話番号:070-4161-5283(営業中のみ)
営業時間:11:00〜18:30
営業日:月に6日間ほど営業 ※営業日はInstagramにてお知らせしています
住所:東京都品川区西五反田5-21-19
最寄り駅:最寄り駅:東急目黒線「不動前駅」より徒歩7分
https://www.ornedefeuilles.com/
https://www.instagram.com/orne_fudomae/
◆櫻井彩さん(ガラス作家)の個展を開催予定 11/21(金)~11/23(日)、11/28(金)~ 11/30(日) ※11/21(金)11:00〜13:00 個展スペースは事前予約制

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