• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。10月中にやろうと決めた大根の種植えを差し置いて、映画に出てくる料理の再現に夢中の白鳥さん。

    大根の種植えを忘れて「再現レシピ」に熱中。また味わいたい“実りのよろこび”

    10月もまもなく終わりますね。早いです。これから年末だなんだの話が出てきて、やれ、クリスマスだ。やれ、カニだ、おせちだ。楽しい季節です。

    10月中に時期を見てやろうと思っていたことが、全然できていません。大根の種植えです。

    今年の夏はことごとくベランダ菜園に失敗し、全てを諦めた最後に、ピーマンだかパプリカだかの実が1つだけなるという感動的なシーンに出くわしました。

    やっぱり何か実がなるというのは楽しい。またあの感動を味わいたい。もとい、食材を味わいたい。

    画像1: 大根の種植えを忘れて「再現レシピ」に熱中。また味わいたい“実りのよろこび”

    大根はペットボトルを使って育てたことがあるのですが、これが楽しかったのでまたやろうと思っています。

    1個ずつ運べて、なんなら吊るせて、日当たりに合わせて移動できたりと、コンパクトな分マンション住まいにはありがたい育て方でした。

    なんとか10月中には。そして大根がちゃんとできますように。初詣のような気持ちで何かに祈っています。

    種を植える時間がないと言いつつ、実は他にもやりたいことがあり、そちらを優先してしまったことをここに白状しておきます。

    画像2: 大根の種植えを忘れて「再現レシピ」に熱中。また味わいたい“実りのよろこび”

    私は大変なジブリっ子です。そんな私の長年の願いが、ジブリ作品に出てくる料理を食べてみたいというもの。

    特に「魔女の宅急便」に出てくる「ニシンとかぼちゃの包み焼き」は食べてみたい。

    こちらは、映画の中でとある女の子に「私このパイキライなのよね。」と言われてしまう、いわくつきのパイなのですが、どっからどう見ても美味しそうな仕上がりで、何がそんなにイヤなのか気になってしょうがない。

    「売ってないならつくってみせようホトトギス」ということで、ジブリから出ているレシピ本を頼りにつくってみました。

    ニシンのオイル漬けが材料にあったのですが、見つからず生鮭で代用しました。オイル漬けということは、けっこう味にパンチがありそうだと思い、塩胡椒をたっぷりめにふりかけましてグリルで焼きます。かぼちゃは蒸してバターと牛乳(レシピどおりだと生クリーム)で混ぜます。

    あとはかぼちゃ、焼いた鮭、玉ねぎスライス、パイの順番で重ねて焼くだけ。

    画像3: 大根の種植えを忘れて「再現レシピ」に熱中。また味わいたい“実りのよろこび”

    思っていたより上手く焼けた気がして嬉しくなりました。器がもっと横長だったら映画に近かったなと反省。

    そして肝心の味ですよ。女の子にキライと言わしめた所以を知ってやろうじゃないの。パクリ。

    あらま。美味しいんですけど。鮭の旨み、塩味、かぼちゃの自然な甘さのバランスがベストです。

    パイはサクサクしていて、全部が調和して美味しいじゃないの。

    もしかしたらこれは鮭だからイケたのかもしれない。あの子、ニシンがキライだったのかも。それかイライラしていたとか。など色々妄想しつつ考察しながら2日かけて完食しました。

    次は「魔女の宅急便」に出てくる、キキがもらうチョコレートケーキをつくるぞ。と心に決めました。いや、その前に大根か。

    こうやってやりたい事が次から次へと溢れてきて、何かが雑になっている感は否めないのですが、家の中で色々と楽しみを見つけて遊んでいます。



    画像4: 大根の種植えを忘れて「再現レシピ」に熱中。また味わいたい“実りのよろこび”

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



    This article is a sponsored article by
    ''.