(『天然生活』2024年10月号掲載)
日中は機嫌よく過ごせるよう意識

好きなアートブックや画集は、眺めていると心が落ち着くのだそう
すこやかな暮らしに、気持ちの安定はとても重要。コロナ禍より、寝る前にその日あったうれしかったことを3つ書き出しているそう。それにより、小さな幸せを見つけるのが得意になりました。日中も、自分が機嫌よく過ごせるよう意識しているという冨澤さん。花を飾る、好きな本を眺めるなど、日常に小さなわくわくを散りばめて。

家のいたるところにグリーンを配置。切り花も欠かさず飾っている

敬愛する絵本作家・酒井駒子さんの画集。繊細で温かな絵は見るたびにいやされる
階段を積極的に使う

冨澤さんのお気に入りの散歩コース。都会でもこんな静かで、自然豊かな場所が⁉と驚くような素敵な街路。階段の上り下りも軽快に
日々の運動習慣がない冨澤さん。「せめてもの運動に」と、外出時はできる限り階段を選びます。店からの帰り道、余裕があればひと駅前で降りて歩き、足腰の強化を意識しているのだそう。「家の近くに好きな散歩道がいくつかあり、そこを歩き回るのも好き。気分転換にもなり、季節の移り変わりをキャッチできるし発見もいろいろ」
寝る前に全身をほぐす

下から上に向かって、圧をかけながらマッサージ。やっているうちに体はポカポカ
仕事で一日中、立ちっぱなしの冨澤さん。脚のむくみや腰のこわばりが気になるそう。毎晩寝る前、全身をマッサージローラーでなぞり、コリをほぐします。「いわゆるマッサージ機という佇まいではない、木製のローラーは見た目も気に入っています。動かすたびに、コロコロとやさしい音が鳴り、その音も含めてリラックスします。

『ニールズヤード』のマッサージローラー。「母の日のギフトに選んだのですが、自分用にも買いました」
〈撮影/林 紘輝 構成・文/鈴木麻子〉
冨澤 緑(とみざわ・みどり)
インテリアショップ、アパレルショップを経て、暮らしまわりの雑貨や道具を扱うショップ「klala(クララ)」を営む。2020年にクローズし、現在は工芸作家・井藤昌志氏の木工ブランド『IFUJI』の東京店・『IFUJI the box tailor(イフジザボックステイラー)』のスタッフ。
インスタグラム:
@midorinocoto
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



