夫の実家・佐賀に帰って、年に一度の“バルーンの祭典”を体験
10月30日~11月3日まで開催される「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」を観ようと、夫の実家がある佐賀県に行ってきました。
夫はちょうど佐賀で仕事があり、また義理の兄の3回忌もあったりと、行く理由が重なりました。
夫の実家は、バルーンフェスタの会場近くでして、なんでも、毎年大変な人気でホテルは予約が取れない、渋滞も覚悟してね。とのことで、この好条件はありがたかったです。
このバルーンフェスタ、世界中からその国の代表の選手が訪れその技を競い合うのですが、義両親が住むこの家には台湾の選手が宿泊したことがあるそうで、懐かしい台湾の選手に会えるのを、親戚のみんなも楽しみにしていました。
11月2日。夫の仕事の間、義姉のご家族が会場に連れて行ってくれるので、子どもも私もワクワクしていました。

しかも、朝起きると窓の外には空に浮かぶ色とりどりのバルーンがたくさん見えるではありませんか。
「バルーン飛んでるよー!」とはしゃぐ子どもたち。家の中にもいつも来る時とはまた違う、陽気なざわめきが満ちています。
バルーンが飛んできた際はそこら辺の田んぼに着陸することもあるそうで、「うちの田んぼにバルーン降りてきたよ。」なんて会話も当たり前なんだとか。みんなそれも期待しているのかな?
ニュースによると、これから風が強くなるそうでバルーンは飛ばなくなる可能性大。でも会場にはたくさん屋台が出ていたり、催しものがあるからと行ってみました。

会場となる河川敷には、たくさんの屋台が並んで、大型テントが張られ、すごい数の人が集まっていました。
その中でも撮影用に膨らませていたバルーンを見られたり、バーナー体験ができたり。飛ばないなりに楽しく過ごせる体験がたくさんできました。
ごはんを食べたり、買いものをしていたりしたら、あっという間に暗くなっていました。夫も仕事から帰ってきて会場に合流すると、ナイスタイミングで今からバルーンの点火が見られるとのこと。
暗闇の中、膨らんだバルーンにバーナーの火が灯る様子は本当にキレイで、大盛り上がりでした。最後は花火まで上がって、会場中が大変な熱気に包まれその日は終了しました。

それにしても、バルーンっていう乗りものは、なんであんなにも幸福な気持ちにさせてくれるんでしょうね。子どもの頃、デパートの宣伝に飛んでいるバルーンを見つけるだけで大興奮だったことを思い出しました。
近くで見たバルーンの迫力と、窓から見た点々と飛んで行くバルーンの優雅な姿は、家族の記憶に幸せな思い出として刻まれました。

白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。





