本をこよなく愛する本屋店主5名の、心に響いた一冊をご紹介。店主のまっすぐな言葉で本の魅力をお届けします。紹介してくれるのは、“フェミニズム”を多様な角度から提案するエトセトラブックスBOOKSHOP店主・寺島さやかさん。寺島さんの心に響いた“この一冊”、今回は『めざめれば魔女』です。
寺島さんが選ぶ“この一冊”
『めざめれば魔女』
心の壁にも届く本を教えてくれた、寺島さん。今回おすすめしてくれたのは、マーガレット・マーヒー著、清水真砂子訳『めざめれば魔女』です。

『めざめれば魔女』(マーガレット・マーヒー著 清水真砂子訳 岩波書店)
ニュージーランドのヤングアダルト文学。
主役のローラは14歳。幼い弟がかけられた呪いを解くために、年上男子のソリーに助けを求める。
ソリーとその母、祖母は”隠れ魔女”で、ローラは3人のもとで魔女修行を始めることになる。
しかし、ローラの日常生活も問題は山積み。新恋人ができたシングルマザーの母親と性について意見を交わし、クラスメイトが遭う性暴力にも考えを巡らす。
そして自身も性の欲望を感じ始める……10代の危機を駆け抜けて、みごと魔女への変身を遂げていきます。
その過程に、大人の私も勇気をもらいました。
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天然生活2025年12月号では、「本屋店主の心に響いた、この一冊」を紹介しています。エトセトラブックスBOOKSHOP・寺島さやかさんをはじめ、魅力的なお店を営む5名に、歩みを照らしてくれた本を教えていただきました。あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
〈文/寺島さやか〉
寺島さやか(てらしま・さやか)
東京・下北沢の「本屋B&B」で店長を務めたのち、2021年に「フェミニストのための書店」をテーマに掲げた「エトセトラブックスBOOKSHOP」の実店舗の立ち上げに参加。以後、店長として新刊から古書まで幅広く選書し、フェミニズムへていねいに光を当てている。店頭で配布している手書きのおたよりも名物のひとつ。
HP:https://etcbooks.co.jp/bookshop/
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