• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、「炒り卵おにぎり」のお話。シンプルでありながら、しみじみとおいしいおにぎりです。

    シンプルなのに、妙においしい「混ぜ込みおにぎり」

    おにぎりは中に具を入れるタイプと具を混ぜてからにぎるタイプがありますが、どちらもそれぞれおいしいですよね。

    今回は、具を混ぜてにぎる、とてもシンプルなおにぎりです。

    材料は卵と塩とごま油だけ。あとは温かいごはんがあれば完成です。

    画像: シンプルなのに、妙においしい「混ぜ込みおにぎり」

    炒り卵をつくってごはんに混ぜるのですが、炒り卵は細かめに仕上げたほうが、なじみが良いと思います。塩加減はお好みなので、調整してください。

    また、ごま油を混ぜることで風味が増すだけでなく、冷めてもごはんがかたくならずしっとりといただけます。のりで巻かなくてもこれだけでおいしい。

    つくりたてが一番おいしいのですが、忙しいときは冷凍しておいて、電子レンジで加熱していただくのも良いでしょう。何しろ年末は忙しいので、朝ごはんやおやつ、夜食にも助かるおにぎりです。

    中華だしや昆布など、いろいろ追加したくなりますが、まずはシンプルに炒り卵だけでつくってみてください。しみじみとおいしいおにぎりです。

    「炒り卵おにぎり」のつくり方

    画像: 「炒り卵おにぎり」のつくり方

    材料(2個分)

    ● ごはん茶碗1杯分
    ● 卵1個
    ● サラダ油小さじ1
    ● 塩小さじ1/2
    ● ごま油小さじ1
    画像: 材料(2個分)

    つくり方

     フライパンにサラダ油を熱し、溶き卵を流し入れてよく混ぜ、細かめの炒り卵をつくる。

    画像1: つくり方

     温かいごはんに炒り卵、塩、ごま油を加えて全体をよく混ぜておにぎりにする。

    画像2: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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