サンタさんありがとう。44歳の楽しいクリスマス
44歳になりました。私はゾロ目が好きなんですが、44という数字のおかげで、なんだかいい事がありそうな気がしています。
とはいえ、「45歳おめでとう!」という夫が用意した45のローソクには慄きました。44歳です。
ちなみに45歳が嫌なんではない。妻の歳くらい正しく覚えてて欲しい。そして同じようなミスを他の人にもやってそうで怖いよ!
相変わらずの我が家の誕生日会でしたが、それを笑えただけ私は回復していると思えました。
これが産後だったらどうなっていたことでしょう。「裏切り者ー!」と叫びながら家を飛び出していたかもしれません。
下の子を産んでから2年。私、回復してる。44歳いけそうな気がします。

師走はただでさえ仕事がバタバタしていますが、私の誕生日はいいとして、プライベートでは子どもたちの保育園の発表会があったり、クリスマスで夫はサンタさんを仰せつかったり、クリスマス会を我が家でやることになったりと、意外と休む暇がありません。
4歳の娘がサンタさんに何をお願いしたのか下調べをしたり(2歳の息子はまだ親の裁量でいけます!)それがギリギリで変わらないか探ったり、はたまたそのおもちゃはどれなのか。リサーチも大変です。私はさながら私立探偵。
お友達にもプレゼントをあげたいし、お友達の子どもにもあげたいし、大変大変言ってますが、ここ最近のクリスマスの中で1番楽しんでいる自分に気付きました。
誰かを招いてのクリスマスパーティーは楽しいんだなぁと、44歳にしてクリスマスの醍醐味を知ることができました。
30代はクリスマスを理由にお酒を飲みまくっているだけでした。
それゆえクリスマスらしい楽しみ方がピンとこなくて、唯一楽しかったのは、彼氏のいない女芸人たちと集い、ヤケクソでカラオケで歌い最後は泣くというあの恒例行事だけでした。
振り返ると年齢と共に色々なクリスマスを味わってきたもんですね。苦い思い出の方が多いですが、どれも笑えるいい思い出です。
さて、娘が欲しがっていたおもちゃもしっかり下調べしてサンタさんにお伝えしました。

ピンクのたまごのおもちゃらしいです。私にはわからない魅力がここには詰まっているんでしょう。
娘はサンタさんにプレゼントをもらうために、張り切って弟の面倒をみています。過剰というほどです。
「だいじょうぶ〜? こぼしちゃっても拭いてあげるからねぇ~」と言いながら、チラッと私を見てアピールしているので吹き出しそうになりますが、私もこのチャンスを逃したくないので、「うっわぁ~!助かるぅ〜! サンタさん来るね!」と過剰に反応しています。
世界中の子どもたちの想いと期待を背負っているサンタさん、本当にご苦労様です。
サンタさんの存在、本当に助かっていますよ。


白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。





