(『天然生活』2025年2月号掲載)
夫婦で家事をシェアしてゆとり時間をもつように
衣食住のすべてに興味があり、それを自分好みに整えていくことは大好き。けれど疲れやすくなったり、親や家族の用事で忙しくなったり……変化を受け入れて、自分をいたわることを考えるようになったという内田さん。
10年ほど前に経験した、ご両親の病気も変化のきっかけでした。
「夫婦ふたりとも家事ができなければ、どちらかが病気になると、とたんに生活がまわらなくなる。それまで『家事は自分の仕事』と思い込んでいましたが、少しずつ夫に参加してもらうようになり、いまではすっかり頼もしい相棒に。夫婦の大きな意識革命でした」
内田さんの「これまでの時間割」
06:30 起床。身支度、朝食、朝のお茶、片づけ
09:00 夫を送り出し、掃除や洗濯など家事、仕事を開始
12:00 昼食
13:00 午後の仕事、家事をスタート。夫が帰宅するまで
19:00 夕食の準備、夕食
21:00 夜の仕事や家事、入浴、明日の準備や片づけ
25:00 就寝。疲れきって倒れるように眠る
内田さんの「これからの時間割」
06:30 起床。洗濯機を回す、身支度や朝食、片づけ
09:00 夫を送り出し、残りの掃除と仕事を開始
11:00 午前中のお茶時間
13:00 庭の世話など
14:00 仕事の合間に、午後の間食
16:30 仕事終了後、勉強の時間に
19:00 帰宅した夫と夕食の準備、ゆっくり夕食
21:30 入浴
24:00 自分のための時間を過ごし、就寝
06:30|起きてすぐ洗濯をする
以前は夫を送り出してから家事を始めていましたが、最近は少しでも前倒しするために、朝一番に洗濯機を回すように。
「朝食後にお茶で一服すると、ゼロから家事に取り掛かるのが面倒に感じてしまうので、前に進めておきます。朝食が終わったころに洗い上がり、余裕があるときは夫が干してくれることも」

ドラム式洗濯機は運転時間が長めなので、朝一番にセットしておくと、その後がスムーズ。自然に囲まれ虫が多いため、洗濯物は部屋干し。家事動線も短くなった
13:00|庭に出て草木の手入れ
「庭のある生活をしたい」と4年前に引っ越した家は、自宅の建物よりも庭のほうが坪面積が広いそう。大きないやしをくれる一方で、世話には多くの手間がかかります。
「まとめて大がかりにやるより、毎日少しずつコツコツ続けるほうが、きれいを維持できます。朝夕は霜が下りたり、気温が低かったりするので、明るい昼の時間帯に」

雑草引き、水やり、剪定などはもちろんのこと、家の周辺には桜、柿などの落葉樹があるので落ち葉集めもひと仕事。手を掛けるごとにいとおしさも増す

落ち葉をしっかりキャッチしてくれる「アズマ工業」の名匠ほうき
15:00|休憩しつつ、体にいいものを間食に
小食な内田さん、昼をしっかり食べると夕食が食べられず、かといって何も食べないと夕食後に血糖値スパイクで眠くなってしまうので、小腹を満たすものを2、3回に分けて食べる方式に。
ぜんざいや干しいも、かまぼこや小魚とナッツの菓子など、タンパク質やカルシウム、食物繊維といった不足しがちな栄養を補うものをチョイス。

ぜんざいはレトルトを。「甘さ控えめや有機のものが増えてありがたいです」
16:30|勉強をすることで健康を考える
現在「野菜スペシャリスト」の資格取得に向けて勉強中。ただし資格を仕事に生かすのが目的ではなく、あくまで自分たちのこの先の健康を考え、食の知識をしっかりと身につけるため。
「食べ物に気を遣うようになると、健康診断の数値もガラリとよくなり、その効果を実感します。夫婦で健康でいるための学びです」

ただ本を読むより、資格取得を目指すと勉強のモチベーションも上がるそう
24:00|寝る前に自分の時間をとる
かつてはベッドに横になる寸前まで、本の原稿を書いたり、キッチンの排水溝の掃除など、整え作業をしていたという内田さん。
けれどここ1~2年は、夫が寝たあとの1時間は、完全に「自分のためだけの時間」を取ることを心掛けています。フル回転していた頭を切り替え、しっかりゆるむほうが翌日も元気に過ごせるように。

ネイルのケアをしている間に、韓流ドラマや猫のユーチューブを視聴してリラックス
〈撮影/大森今日子 取材・文/田中のり子〉
内田彩仍(うちだ・あやの)
福岡県在住。夫と愛猫・そらと暮らす。ていねいな暮らしぶりやセンスある着こなしが人気を集め、家事や日々の暮らしを紹介する著書多数。好評の新刊『衣食住、暮らしに寄り添うもの選び』(集英社クリエイティブ)では、年を重ねたことによる体調や気持ちの変化、それに合わせたもの選びへの思いを詳細に紹介している。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




