身近にあるものを活用する、目にも楽しい収納
薄くてちょうどいい、浴衣の空き箱を活用
雑貨デザイナーであり、「窓付き封筒」をはじめ多彩な“紙もの”を収集する宇田川一美さん。ごちゃつきがちな“紙もの”を、お菓子の空き缶など家にあるものを使って素敵に収納しています。
そんな宇田川さんに、収集をより楽しく手軽にする収納術やおすすめの収納グッズをお聞きしました。

封筒は分類せず、薄型の大サイズの箱にざっくり収納。ほかにプリンターが入っていた薄型の箱も再利用
ファイリングはやめて“投げ込み式”にチェンジ
「ひとつの収納ケースに、封筒なら封筒だけとアイテム別で収納しています。私は『窓付き封筒』が大好きでたくさん集めていますが、浴衣が入っていた薄型の箱にガサッと入れていて。ファイリングよりも全体が見渡せて探しやすいですね。
タグなどの小さな紙ものは、以前は名刺入れにファイリングしていたんです。でも、それだと全体が把握しにくいうえに、入れるのが面倒になったり、同じものが重複してしまったり。
次第にストレスになっていったので、2年ほど前から封筒と同じ“投げ込み式”に変えました。ファイリングのために貯めておく手間もなくワンアクションで収納できるから、ラクですね」

「ファイリングより、箱に入れてざらざらっと手でかきわけて眺めるほうが、気分も上がります」と宇田川さん
「タグを入れているのは通販で届くコーヒーの箱で、こちらも薄型。薄型なら本棚などに立てられて、すっきり収納できますよ」

中身がぎゅうぎゅうに詰まっているため、立てても中のものはあまり動かないのだそう
「入りきらなかった封筒は、深めの箱に入れています。深型だと封筒が縦入れになり、手前から順にめくってお目当てのものを探します。中古レコード屋さんで、レコードを“掘る”要領ですね(笑)。」

プラスチックの収納ケースや段ボールの箱でたっぷり収納
身の回りの「紙もの」の収納実例3選
気づけば増えているのが、包装紙やポストカード類。宇田川さんが実践している収納法を見せてもらいました。
1:大きめの「包装紙」は浅型のケースに

味わいのある紙製ケースを包装紙入れに。チラシや子どもが持ち帰るプリントにも役立つ収納法
「包装紙は、きれいに畳んで浅型の収納ケースに入れています。この収納ケースはもともとふた付きでしたが、ふたと本体をバラして重ねて使っています。ふたがない分、ものの出し入れがスムーズですね」
2:こまごまとした「切手」は、あの駅弁の漬物ケースに

切手入れは、あの人気駅弁の漬物ケース。「食べるたびに増えるので、収納に活用します」と宇田川さん
「切手の収納には、駅弁『峠の釜めし』についてくる漬物の容器がぴったりです。切手の料金別で仕分けしたいと思っていますが、それはまだできていません(笑)」
3:「ポストカード」はお気に入りのお菓子の缶に“入る分だけ”

花の絵柄がかわいいお菓子の空き缶。空き缶はかわいいものだけを厳選してキープする
「お気に入りの空き缶に、ポストカードを入れています。あえて薄めの缶にしていて、“所有するのはこの缶に入るだけ”と決めていますね。そうすることで選抜されて、1軍が自然と残って。この缶に入らなくなったら、誰かに譲るようにしています」
番外編:まとまらないものは、どうしまう?

まとまらないものは「とりあえずBOX」に一旦収納。こちらは、分類しづらい文房具などのセットを
「ひとつの箱に1アイテムといいましたが、なかにはまとまらないものもでてきます。そういうときは“お手紙セット”など用途別でまとめて、『とりあえずBOX』に仮り置きしておくようにしています。箱に入れることで整って見えるから不思議。ぜひお試しください」
〈撮影/星 亘 取材・文/諸根文奈〉

宇田川一美(うだがわ・かずみ)
ゆる文字プランナー、雑貨デザイナー。メーカーと共同で雑貨や文房具の商品企画デザイン、マーケティング、手書きに関する講座監修などに携わる。著書に『ちょいワザ文具術』(ポプラ社)、『書き込み式 ゆる文字練習帖』『ガラスペンでゆる文字』(ともに誠文堂新光社)、他多数。ものへの愛が詰まったZINE『収集百貨』の制作メンバー。
インスタグラム:宇田川一美@udagawa_k ゆる文字@yurumoji






