• 長野県で自然菜園スクールを主催する自然菜園コンサルタント竹内孝功さんに、発芽率や品質、収穫量がアップする「トマト」の種まきと発芽の超裏ワザを教わります。種のでき方や発芽する仕組みを知り、お住まいの地域の風土や気候に合わせて工夫しながら、野菜の本気を開花させましょう!

    種の発芽スイッチを入れるために
    トマトの「種のつくり」を見てみよう

    トマトの種の表面をよく見てみましょう。細かい毛があり、乾燥した原産地でも水分を保てるようになっています。

    ただし、この毛は、最初は水をはじきやすいので、しっかり湿らせることが大切です。十分に湿ると、毛が水を抱え込むようになり、内部まで水が浸み込んで発芽のスイッチが入ります。

    種のつくり

    画像: 種のつくり

    1.種皮(種を保護する)
    2.幼根
    3.胚乳(養分を蓄えている)
    4.子葉
    5.胚軸
    6.

    発芽する仕組み

    画像1: 家庭菜園で「元気なトマト」を育てる種まきの超裏ワザ!種を冷蔵庫で保存する“低温処理”で甘くてよく育つトマトに/自然菜園コンサルタント・竹内孝功さん

    実から取り出したばかりの種。発芽抑制物質を含むゼリーに包まれている。種採りするなら取り除いて保存。

    画像2: 家庭菜園で「元気なトマト」を育てる種まきの超裏ワザ!種を冷蔵庫で保存する“低温処理”で甘くてよく育つトマトに/自然菜園コンサルタント・竹内孝功さん

    種だけ取り出して乾かした状態。細かな毛で覆われている。

    画像3: 家庭菜園で「元気なトマト」を育てる種まきの超裏ワザ!種を冷蔵庫で保存する“低温処理”で甘くてよく育つトマトに/自然菜園コンサルタント・竹内孝功さん

    発芽条件が整うと、水分を吸って全体が膨らみ、根が飛び出す。

    〈取材・文/三好正人 イラスト/山田博之 写真/竹内孝功〉

    ※本記事は『発芽率・品質・収量がアップ!種まきと発芽の超裏ワザ』(家の光協会)からの抜粋です。

    『発芽率・品質・収量がアップ!種まきと発芽の超裏ワザ』(竹内孝功・著/家の光協会・刊)

    画像4: 家庭菜園で「元気なトマト」を育てる種まきの超裏ワザ!種を冷蔵庫で保存する“低温処理”で甘くてよく育つトマトに/自然菜園コンサルタント・竹内孝功さん

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    ◆野菜の本気が開花!発芽率・品質・収量がアップする「種まきと発芽」の超裏ワザ◆

    「家庭菜園がまったく初めての方が最初につまずくのが、栽培の入り口の種まきでの失敗。私も数多の失敗と実験により、種の形状やでき方、発芽する仕組みを野菜自身から教わってきました」と竹内さん。

    また、昨今の異常気象で、野菜の発芽や発芽後の生長が難しくなるなど、ベテランの家庭菜園愛好家の方でも苦戦しているのだそう。

    それでも竹内さんは「そうしたハードルを乗り越えて“野菜の本気”を開花させる方法はある」と話します。

    本書は、竹内さんの豊かな経験と実験に基づく「種まきの極意」を写真とイラストでわかりやすく解説した、一生役立つ種まきバイブル。

    発芽に大切な条件、定番野菜31種の種まきと発芽ワザなど、科学的かつ実践的な工夫が盛りだくさんの1冊です。

    【CONTENTS】
    ● PART1 種と発芽の基本を知る
    ・種の気持ちになって考えよう
    ・コツ1 適温に合わせてまく
    ・コツ2 温度管理は腕の見せどころ
    ・コツ3 資材を使いこなそう
    ・コツ4 発芽力を落とさずに種を保存
    ・タイプ別 発芽適温、生育適温一覧表

    ● PART2 実践!種まきと発芽の超裏ワザ
    〈トマト〉
    ・種の低温処理
    ・鉢上げ時の斜め植え
    ・本葉5~6枚で植えつける

    〈ナス〉
    ・昼夜逆転式「ポケット催芽」
    ・3段階のお引越し

    〈ピーマン〉
    ・ポケット催芽で連続保温
    ・斜め植えしてホカホカ状態をキープ
    ・本葉5枚以上で定植する

    〈キュウリ〉
    ・鞍つきをつくる
    ・1か所に4粒をそろえてじかまき
    ・半立体地ばい仕立てで、収穫ラクラク

    ほか、ズッキーニ、スイカ、エダマメ、ラッカセイ、エンドウ、ソラマメ、トウモロコシ、オクラ、越冬キャベツ、ブロッコリー、ハクサイ、カブ、ダイコン、ホウレンソウ、レタス、シュンギク、ゴボウ、セロリ、ニンジン、ネギ、タマネギ、ニンニク、ラッキョウ、ジャガイモ、サトイモ、ショウガ、サツマイモなど



    竹内孝功(たけうち・あつのり)
    自然菜園コンサルタント。自給自足Life及び合同会社自然菜園スクール代表。長野県長野市在住。無農薬、無化学肥料栽培や、自家採種による持続できる自然菜園を指導。『これならできる! 自然菜園』(農文協)、『育ちや味がどんどんよくなる 自然菜園で野菜づくり』(家の光協会)など15冊以上の著書がある。
    https://www.shizensaien.net



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