手づくりおやつで日常に「ふぅ」とひと息つく時間を
忙しい合間にひと息つくとき、コーヒーや紅茶とともに“手づくりのおやつ”があるといやされますよね。けれど、おやつづくりは余裕がないとハードルが高く、ふつふつと湧き上がる「つくりたい」の気持ちも含めて、ゆったり楽しみたいもの。
くぼりなさんも、以前はお菓子店でパティシエとして働きながら3人の育児をし、余裕のない日々をもどかしく感じていたひとりです。
忙しい毎日を送る人の、ひと息つく時間に寄り添いたい。そんな思いを胸に、今回教えてくれたのは、初夏にぴったりの「レモンケーキ」。

こちらのレモンケーキのうれしいポイントは、“焼いた後もパサつかずにおいしく冷凍保存しておける”こと。
冷やしてもかたくならないよう、ひと晩かけてレモンシロップを生地にしみ込ませるのがポイント。食べたいときに解凍するだけで、ふわっと軽いおいしさが楽しめます。
いつでも軽やかな食感を味わえるよう、パティシエ時代に培った冷凍保存の知恵を生かし、試作を重ねてたどり着いた配合です。
「ひとりでも多くの方が、おやつとともにほっとひと息つけたら、こんなにうれしいことはありません。口いっぱいに広がるさわやかなレモンの風味を、ぜひお楽しみください」
冷やしておいしい
レモンケーキのつくり方
軽やかな口あたりのレモンケーキ。紅茶やハーブティーとともに召し上がれ。

材料(18cmのパウンド型1台分)
| 〈生地〉 | |
| ・卵 | 2個 |
| ・上白糖 | 80g |
| ・薄力粉 | 100g |
| ・ベーキングパウダー | 2g |
| A | |
| ・バター(食塩不使用) | 40g |
| ・米油 | 40mL |
| B | |
| ・レモンの皮(国産) | 1個分 |
| ・レモンの絞り汁 | 1/2個分 |
| 〈レモンシロップ〉 | |
| ・水 | 30mL |
| ・上白糖 | 20g |
| ・レモンの絞り汁 | 1/2個分 |
下準備
・湯せんをはっておく。
・パウンド型にオーブンペーパーを敷いておく。
・オーブンを160℃に予熱する。
・A(バターと米油)を合わせておく。
・B(レモンの皮と絞り汁)を合わせておく。

つくり方
1 レモンシロップをつくる。小さめのボウルにレモンの絞り汁、水、砂糖を入れる。ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで30秒加熱し、冷ましておく。
2 生地をつくる。ボウルに卵と砂糖を入れて、湯せんで人肌程度になるまで温めながらハンドミキサーで混ぜる。
3 2を湯せんから外し、Aを湯せんで溶かし始める。

4 2を白っぽくつやが出るまで泡立てる。最初は高速で泡立てて、中速で約3分、低速で約3分と速度を落としながら泡立てる。最後はハンドミキサーを止めて、手で混ぜる力で大きな気泡を消しながら、つやのあるホイップクリームのような状態になるまで混ぜる。

5 4に薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ゴムべらですくうようにしっかりと混ぜる。
6 湯せんで溶かしたAに5をひとすくい入れて、ゴムべらで切るように混ぜてなじませる。なじませた分を5に戻し入れ、Bも加えてしっかりと混ぜ合わせる。


7 オーブンペーパーを敷いた型に6を流し入れて、型を1cm高さから軽く3、4回落として気泡を抜く。160℃に予熱したオーブンで20分焼き、型の向きを変えてさらに20分焼く。
8 竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がり。型を5cm高さから1回落とし、オーブンペーパーを敷いた網の上にひっくり返す。
9 熱いうちに1をたっぷりぬる。粗熱が取れたらラップでくるみ、冷蔵庫でひと晩馴染ませる。ラップをはがして好みの大きさにカットし、いただく。
*冷蔵保存する場合は3日以内に食べ切るようにしましょう。


冷やしてもふんわり軽やか
おいしい冷凍保存のコツ
すぐに食べない分は冷凍を。食べたいときに解凍すれば、いつでも初夏の余韻を楽しめます。
冷凍保存するとき
9でカットしたケーキをひとつずつラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存する(つくった日付を書いておくと便利)。
*冷凍保存する場合は3週間以内に食べ切るようにしましょう。

冷凍したケーキを食べるとき
ジッパー付き保存袋から食べたい数のケーキを取り出し、常温(夏場は冷蔵庫)で解凍する。
* * *
▼くぼりなさんの“手づくりおやつ”レシピはこちら
〈写真/くぼりな〉
くぼりな

おやつ家。東京製菓学校洋菓子科を卒業後、パティシエとして関東のお菓子店に勤務。25歳のときに1年間渡独し、本場のドイツ菓子を学ぶ。ドイツ菓子はもちろん、自分と家族の時間を大切にするドイツ人の暮らしぶりに感銘を受け、帰国後に「ひと息つく文化を広めたい」と、自身のお菓子店「フウスル」をオープン。現在は、実店舗からレシピサイトにスタイルを変え、手づくりおやつレシピを提案。鍼灸院を営む夫の和也さんとともに、東洋医学に基づく養生レシピの考案なども行う。
HP:https://fuusuru.com/
インスタグラム:@okashiya_fuusuru





