(『天然生活』2025年7月号掲載)
ものをスライドさせて自由な余白をつくり出す
夫と息子2人の家族4人で暮らす整理収納コンサルタントの本多さおりさん。日々ものが増えていくなかで、どのように片づけて余白をつくっているのでしょう。
「空間全体をみるというよりは、ひとつひとつのものと向き合います。ほぼ使っていないのに持ち続けてしまうのは『もったいない』『高かったから』といったしがらみにとらわれていることが多いです。でも、実はそこから解放されると、とても楽になるんです」
手放すときは少しつらさもあるけれど「えいっ!」と踏ん切りをつけることが大切。とはいえ本多さんは「どんどん捨てましょう」とはいいません。
「まずは『いったん保留』にしましょう。時間が経つと不要だという事実が醸し出されて匂ってきます。あとは、やはりもののスライドです。『ここじゃなくてもいいもの探し』をしてみてください」
部屋をひとつの街ととらえて考えると、わかりやすいそう。
「人が行き交う駅近の一等地であるリビングに、出番の少ないアルバムは本当に必要? そうやって考えていくと、地価の安い郊外のクローゼットに移動させようと思えます。ものを捨てなくても、スライドさせて片づければ、本当に必要な場所に必要なものが収まり、余白も生まれやすくなりますよ」
<撮影/山川修一 取材・文/飯作紫乃>
本多さおり(ほんだ・さおり)
整理収納コンサルタント。「生活重視、ラク優先」をモットーに、暮らしを快適にまわす工夫を提案。オンラインで毎月収納相談室を開くほか、YouTubeとvoicyで暮らしのコンテンツを毎週発信中。2026年6月26日に、新刊『すっきり暮らしたい私の ものとそうじ』(大和書房)発刊予定。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



