(『天然生活』2025年7月号掲載)
ぴったりサイズの収納グッズを組み合わせて
「ものは多いほう、片づけも決して好きじゃないのですが......」
昭和生まれのリノベーション団地に住む重松久惠さんは、愛着あるものたちを適材適所にぎゅっと収め、さっぱり気持ちいい暮らしをしています。何より多いのは食器。
ひとり暮らしですが、器は6~10個セットが基本。土鍋だけでも7個は持っていて、それらがずらりと並ぶ食器棚はさながら料理店のようです。
「ものが増えたら、その分、何かを減らす」という片づけルールを設けているのですが、食器棚だけは例外なようで......。旅に行くと、また10枚セットのお皿が増えてしまうなんていうことも。
それらを収めているのは、シンプルなスチールラック。
持ち物のほとんどをこの棚に集約させているので、そのほかのスペースはすっきり何もない状態。家全体に「余白」を生んでいます。
「余白ってすごく大事。裁縫や編み物、手織りなど、手仕事をする時間を大切にしているのですが、したいときにさっと取りかかれるのは、十分なスペースがあるから」
広々とした空間は、思い立ったらすぐに材料や道具を広げ、作業に没頭することを後押し。暮らし全体にも余裕が生まれています。
<撮影/山川修一 取材・文/鈴木麻子>
重松久惠(しげまつ・ひさえ)
ファッション誌の編集者、デザイン会社などのマネジメントを経て独立。「D&DEPARTMENT」の商品開発コーディネーターに。また、中小企業診断士の資格を59歳で取得し、さまざまな会社のアドバイザー、大学院講師としても活動中。旅と料理、手仕事をこよなく愛す。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



