(『天然生活』2025年6月号掲載)
美しい姿勢が、健康な体をつくる
美しい姿勢をつくるというと、そのフォルムにフォーカスしがちですが、それが一番の問題だと、整体師の片寄陽平さんはいいます。
「車で考えるとわかりやすいのですが、トラックとスポーツカーに求められるフォルムの美しさは違いますよね。人間でも、スポーツ選手と多くの社員を抱える社長に求められるよい姿勢は違います」
フォルムでないとしたら、理想とするよい姿勢とはどのようなものなのでしょう?
「基本となるのは、自然と最も調和した立ち方です。その状態は、運動ができ、機能的であって、美しさもあります。
私たちが自然を見ると美しいと感じるのは、調和したものが美しいと思う感性があるからです。そして、大事なことは、姿勢は結果だということです。美しい姿勢をつくるのではなく、調和させていった結果、美しい姿勢が生まれるのです」
姿勢がくずれると、心身にこんな不調が
1 「暮らし」にあらわれる症状

人間関係のこじれ、経済的なトラブル、能力が上がらない
「姿勢のくずれと、人間関係や経済面など暮らしのさまざまな不調は影響しあっています」。何か人生のトラブルを抱えているようなら、調和のとれた姿勢を心がけてみましょう。暮らしを好転させるきっかけになります。
2 「心」にあらわれる症状

イライラする、やる気が出ない、不安になる
「体と心はつながっています。姿勢がくずれると、感情が暴走したり、感情の動きが乏しくなって無気力になったりなど、心にも不調和が起こる場合があります」。心に何か症状が出た場合も姿勢を見直してみましょう。
3 「体」にあらわれる症状

疲れやすい、眠りが浅くなる、体に痛みが出てくる
筋肉は使いすぎても使わない状態が続いても全体の調和を乱し、姿勢をくずすことに。その結果、疲れやすい、睡眠がしっかりとれないといった症状が出ることも。「心のトラブルが痛みとしてあらわれる場合もあります」
〈監修/片寄陽平 取材・文/野上郁子(オフィスhana) イラスト/はまだなぎさ〉

片寄陽平(かたより・ようへい)
きゆるぎ治療院院長。喜柔生流宗家。カイロプラクティック、気功、整体、柔道整復師などさまざまな施術テクニックや資格を持つ。2006年表参道にきゆるぎ治療院を開設。施術やセミナーを通じて、多くの人の輝きを引き出せるよう指導している。
インスタグラム@kiyurugi
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




