(『天然生活』2025年7月号掲載)
心躍るアイテム選びで季節感を楽しみます
いつでも自分らしい服を着たい。それが、引田舞さんです。
今回はさまざまなシーンを想定してコーディネートを変えてもらいましたが、どれもほぼ、入れ替え可能。
「仕事柄、きちんとした格好が求められる日もあります。TPOも必要なのでそこはしっかり押さえますが、それ以外は、よそゆきも普段着も区別なく一緒。最優先するのは、私のその日の気分に合っているかどうかです。シルクのパンツで公園遊びもするし、庭いじりだって平気。とくに夏は、涼しさを優先してコットン素材が多くなりますから、子どもと遊んで汗をかいても、どんどん洗濯すれば問題なしです」

大好きな「チサキ」の帽子は、ニュアンスあるリボンの色もアクセント。コットンのワンピースは、ユナイテッドアローズで購入した「ロク」のもの
夏は、おしゃれにはなかなか受難の季節とあきらめがち。けれど、この時季だからこそのアイテムがあるから、ワクワクもできると引田さんは話します。
「繊細な編み目の帽子は、この季節ならではのもの。暑いのはたしかに大変だけれど、『あの帽子をかぶれる』と思えば、ちょっとうれしくもなります。2年ほど前から愛用している日傘は、実用性を重視してのシルバーカラーなのですが、シルバー好きの私からすれば、なんだか心弾む一本。そんな季節ならではのアイテムが、毎日のおしゃれを楽しくしてくれるんです」
引田さんのひと工夫
〈一日屋外にいる日〉
愛用の「チサキ」の帽子は、デザイナーである苣木(ちさき)紀子さんが集めたデッドストックの帽体(帽子のベースとなるもの)を、自らの手でデザインし直した特別な品。

「いまは技術的に編める職人さんが少なくなった、繊細な表情が魅力。なかなか頭の形にフィットするものが見つからないのですが、これはぴったり」
夏は、つば広の帽子が手放せず、モロッコ生まれのマラケシュハットも定番。

〈撮影/林 紘輝 取材・文/福山雅美〉
引田 舞(ひきた・まい)
夫とともに、空間設計やプロデュースを手がける「サーカス」を主宰。総合ディレクションを担当している東京・新木場の複合スペース「CASICA」の2号店「CASICA 兜町店」が2025年夏にオープン。“アジアの中の東京”をテーマにし、クロスコンチネンタルキュイジーヌが味わえる「可視化飯店」を始め、雑貨販売スペースなども併設。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




